構えてみると？

ヘッド体積は450ccとやや小ぶりでディープフェースと、引き締まって見える

プロ、アスリート向けブランドである「MPシリーズ」。その最新作として登場したのが、今回試打する「MP クラフト ドライバー」。ヘッド体積は450CC。ルール上限よりもやや体積を絞っているが、シャローバックで投影面積が大きい。これにより、アドレスするとヘッドが大きく感じられ安心感がある。フェースの厚みは約57ミリ。ややディープだが、無塗装のフェース面が面長なのでハードな感じはしない。丸形形状のヘッドはプロ、上級者好みに仕上がっているが、他のMPシリーズに比べると、シャープ感とやさしさを上手く両立させている。

アドレスしてみて少し違和感を持ったのがネック形状とフェース向き。これまでのMPシリーズと比べるとネックが一回り以上太い。これは好みが分かれそうだ。そして、フェースの向きはフック。これも好みが分かれそうだが、これは調整可能。カチャカチャ式の可変機能は付いていないが、別注でフェース向き、ライ角を±1.5度調整できる。

ヘッド形状はこれまでのMPシリーズの流れを汲んでオーソドックスにデザインされているが、投影面積の大きなヘッドはやさしさをさりげなくアピールしている。見た目通りにやさしさを感じるドライバーなのかどうか、じっくりテストしてみたいと思う。