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キャロウェイゴルフ ビッグバーサ ベータ ドライバー

打ってみると?(弾道は)

試打クラブはロフト角9.5度。シャフトは純正装着されているビッグバーサ専用のエアスピーダー(フジクラ製)のS。ワッグルするとシャフト全体がクイッと大きくしなる。硬さの目安となる振動数は238cpm。Sにしては非常に軟らかい。長さは45.75インチで総重量が267.8g。バランスはD0(※60度法計測)。9.5度表示でリアルロフト角は10.5度。フェース角は±0度。ワッグルするとヘッドがバランスよりもかなり軽く感じ、クラブ全体も非常に軽く感じる。

まずはヘッドスピードを40m/sぐらいに落として打ってみた。「スパーン」と軽い金属音。ストレートを打つつもりでスイングしたらドロー弾道。フェースはスクエアだが捕まりが良い。インパクトゾーンでヘッドが返りやすいのが手に伝わる。そしてボールはイメージよりも高く上がっていく。スピンを減らして飛ばすことよりも、高弾道でキャリーが出やすい。ヘッドスピードが速いゴルファーには吹き上がる恐れがあるが、ヘッドスピードが遅いゴルファーには浮力が出やすい分だけ、安定したキャリーが出やすくなっている。そして印象に残ったのが振りやすさ。ヘッドだけでなくクラブ全体が軽いので、一気にフィニッシュまで振り切れる。

ヘッドスピードを46m/sぐらいに上げて弾道計測してみると、予想通りボールはかなり高く上がる。フェースやや上側で捕らえると打ち出し角は15度前後でスピン量は2500~2900回転。キャリーは出やすいが、ややランが少ない弾道になった。

純正シャフトとして採用されているビッグバーサ専用エアスピーダーは、軽くてしなりが大きい。従来モデルのスピーダーに比べるとしなり戻りの鋭さはないが、タイミングが取りやすく、シャフトの挙動も安定しているのでミート率が安定している。

キャロウェイ ビッグバーサ ベータ ドライバーは、ヘッドスピードを43m/s以上に上げて打つよりも、ヘッドスピードを40m/s以下で打った方が飛距離を出しやすいようにチューニングされている。軽さもさることながら、ヘッドスピードが遅い人が飛ぶ弾道を打ちやすくなっているからだ。飛距離を求める60歳以上のシニアで、軽いドライバーと相性が良いゴルファーには飛距離アップを大いに狙えるドライバーである。

クラブを計測してみると?

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