ブリヂストンゴルフ JGR ドライバー
打ってみると?(弾道は)
試打クラブは、ロフト角9.5度表示で、リアルロフト角は12.5度。フェース角は+1.5度。フックフェースでつかまり重視になっている。硬さの目安となる振動数は純正シャフトのSフレックスで249cpm。長さは46インチ(60度法計測値)。クラブ重量は293.4gで、バランスはD2となっている。アスリート向けドライバーにしては、やや長めで軽めに仕上げている。
シャフトの硬さに合わせて、やや軽めに打ってみる。すると、「スパン」と弾き感が強い手応えとともに、力強く飛び出した。球筋は高く、軽めのドロー弾道。『ブリヂストンゴルフ J815 ドライバー』に比べると、ヘッドの挙動が安定しており、インサイドからヘッドを入れてもフェースが返り過ぎない。おそらく、ブリヂストンゴルフ史上最も重心距離が長いだろう。つかまりの良さもさることながら、重心距離を少し長めにすることで、スイートエリアを広げたいという意図もうかがえる。
そして、ブリヂストンゴルフ J815 ドライバーと同様、SLEルール適合ではあるがフェースの弾き感が高く、ボール初速も出やすい。芯で捕らえると、自分のイメージよりもボールが素早く飛び出す。シャフトが長くて軽いことも相まって、普段よりもボール初速が1m/sほど上がっている。
ヘッドスピードを46m/s前後に上げて、弾道を計測する。フェースセンター付近で捕らえると、スピン量は2700~2800回転。アッパー軌道にしてフェースの上部で捕らえてみると、スピン量は2200~2500回転まで抑えられ、低スピンでキャリーだけでなくランでも飛ばせる弾道になった。
純正装着されているシャフトは、ブリヂストンオリジナルのツアーAD J16-11W。癖のない中調子で、インパクトゾーンでは先端側が素早くしなり戻る。ヘッドの走りを体感しやすい。切り返しでは手元から中間部分も適度にしなるので、力まないでゆったり切り返していけるシャフトだ。
基本性能としては、重心距離が適度に長く、ヘッドの挙動が安定している。とにかくつかまりを良くするというだけではなく、直進性の高い弾道が打ちやすい。ヘッドの挙動を考えると、球筋を左右に操作するよりも、直進性が高い弾道を打ちたいゴルファーに向いている。長くて軽めに仕上げているので、ハードヒッター御用達というよりは、ヘッドスピードがそれほど速くない人や、競技志向のシニアゴルファーがやさしく飛距離アップを狙えるドライバーである。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー