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フォーティーン TC770 フォージド アイアン

打ってみると?(弾道は)

試打クラブに装着されるシャフトは、軽量スチールの日本シャフト N.S.PRO MODUS3 TOUR 105。硬さはSフレックス。クラブ重量は417.8gで、バランスはD0.5。硬さの目安となる振動数は334cpm。ロフトは32度で、長さは37インチ(いずれも7番アイアンの数値/60度測定法での計測)。軽量スチールが装着されているが、シャフト重量は日本シャフト N.S.PRO 950GH に比べると10gほど重く、トゥルーテンパー ダイナミックゴールドよりは20gほど軽い。ワッグルすると、手元側がクイッと小さくしなる。

まずは、7番アイアンでヘッドスピードを43m/sくらいにして打ってみた。トップからダウンの切り返しで、シャフトの手元がしなるのが手に伝わる。タイミングが取りやすいので、1発目から芯を捕らえたストレート弾道。ビシッとした分厚い手応えとともに、スピンが効いた高めの弾道が打てる。

5番アイアンに持ち替えても同じように分厚い手応えで、球離れも遅めだ。ボールがゆっくり飛び出し、落ち際まで重い球が打てる。7番アイアンに比べると重心がやや低いので、ボールが上がりやすい。そしてフェースの裏側を見なければ、マッスルバックと勘違いするほど心地良い感触が手に伝わる。軟鉄鍛造なのに加え、打球面が分厚く、そしてヘッドがワンピースなのが影響しているのだろう。

7番アイアンで弾道計測してみる。打ち出し角が23度前後で、スピン量は5900~6200回転。ロフト角が32度と大きいことも影響して、スピンがしっかり入る。9番アイアンに持ち替えると、スピン量は7500回転を超え、グリーンに止まりやすい球が打てる。

ソールの形状はミドルアイアンだけでなく、ショートアイアンもバウンスが小さめ。ダフリのミスを軽減することよりも、抜けの良さを重視しているようだ。ダウンブローで鋭角にヘッドを入れると、ターフがしっかり取れそうなイメージが湧く。

セミラージのヘッドで、重心が適度に深い。見た目はシャープでシンプルな形状だが、芯を外した時にはそれなりにやさしさも感じられる。構えたときの顔や打感にこだわるゴルファー、アイアンにオーソドックスな形状を求めるゴルファーには、満足度が非常に高い。

クラブを計測してみると?
フォーティーン
発売日:2015/11/25 参考価格: 129,600円

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