シャフトを計測してみると？

センターフレックス値は2.42。30g台でトルクは7.8だが挙動は安定している

30g台のワンフレックスで振動数が194cpm。一般男性用のRフレックスと比較するとかなり数値は低め。女性用シャフトと比較しても、同じぐらいの数値だ。センターフレックス値も2.42。この数値も一般男性用Rシャフトと比較すると、かなり低めだ。実際スイングしてみても、ワッグルしただけでもムチのように大きくしなる。

シャフトの中間部分にしなりのポイントがある中調子であるが、シャフトのたわみ量（しなり量）はかなり大きい。シャフトの両端を持って、手でシャフトを山なりに曲げてみると、手元から先端にかけてほぼ均一にしなる。シャフト全体の剛性を下げることで、しなりを感じ取りやすく設計されている。

ねじれの目安となるトルクは7.8。スイング中のねじれが大きめのシャフトで、素早く振るよりも、ゆったり振った方がタイミングは取りやすく設計されている。

素材の影響もあると思われるが、超軟らかく、トルクも多め。ムチのようなしなり感が味わえるが、しなりが大きい割にはスイング中のシャフトの挙動は安定している。

今回は46インチで組み上げたが、女性やパワーが落ちてきたシニアゴルファーならば、長尺に仕上げるよりも、45インチぐらいで組み上げた方がバランスは良さそうである。

【シャフト計測データ】
シャフト（フレックス）：MagicalATTAS（マジカルアッタス）（ワンフレックス）
長さ46インチ／重さ284.5g／バランスC9.5／振動数194cpm／センターフレックス値2.42
（※ヘッド：テーラーメイド グローレ ドライバー（2012））