プロギア RED フェアウェイウッド
打ってみると?
試打クラブは3Wでロフト角は16度。シャフトは標準装着されるM-40(SR相当)。ワッグルすると手元剛性が適度に高く、中間部分から先端がムチのように大きめにしなる、典型的な先中調子だ。
まずはシャフトに合わせて軽めに打ってみた。「シュパーン」と弾き感が強いインパクト音とともにボールが鋭く飛び出した。
ストレートボールを意識してスイングすると、狙い通りのストレート弾道。一般的な3Wに比べるとロフト角が1度大きいのが影響していると思われ、高弾道が打ちやすい。加えて大型ヘッドの良さを生かし、オートマチックに高い弾道を得られる。
試打して印象に残ったのがフェースの弾き感。インパクトでフェースの薄さが手に伝わるし、肉薄フェースの効果でボール初速が上がっている。3Wを打っているというより、まるでドライバーのような打感を味わえる。
弾道は適度なスピン弾道。吹き上がるほどではないが、ボールを浮かせるのに必要なスピン量が確保され、安定してキャリーを稼げる。
ヘッドスピードを44m/s前後で弾道計測すると、フェアウェイウッドとしては理想的な弾道で距離が伸びた。打出し角は12度前後で、スピン量は3100~3500回転。低めにティアップして打ったら、打出し角は16度前後、スピン量は2600~2800回転前後となって、高弾道で飛距離がさらに伸びた。
標準装着される純正シャフトM-40は、切り返しでシャフト全体がムチのようにしなり、インパクトゾーンではシャフト全体がしなやかにしなりもどる。トルクが適度にあるので、いい意味で挙動に遊びがあり、タイミングが取りやすい。シャフトのしなり戻りが大きいので、この点でも高弾道が打ちやすくなっている。
REDはドライバー同様、フェアウェイウッドも直進性が高く、ヘッドスピードを問わず、高初速で高弾道が打ちやすい。そして3Wのロフト設定が絶妙で、わずか1度と思うかもしれないが、16度に設定することで地面からでも高い打出し角度が確保され、キャリーが出やすくなっている。
パー5や長いパー4のセカンドショットで距離を稼ぎたいゴルファーにとっては、このREDの3Wは大いに期待に応えてくれるクラブである。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー