マーク金井の試打インプレッション

操作性と飛距離が向上「ピン G400 ドライバー」

2017/09/26 05:00

構えてみると?

前作よりも15㏄サイズダウンして445㏄となったヘッドは、小さくなったというよりは、程よい大きさになった印象だ

ピンの主力ブランドである「G400」シリーズ。今回試打するのは、挙動が最もニュートラルな「G400 ドライバー」だ。ヘッド体積は445㏄と、前作の460ccよりも15㏄サイズダウンしているが、小さくなったというよりは、ほどよい大きさになった感じがする。

前作と同様、クラウンのフェース側にはフィンのような突起「タービュレーター」が6つ搭載され、クラウン全体にもリブが4本配されている。さらにヘッド後方には「ボーテック」と呼ばれるスリットが入り、インパクト時の空気抵抗を約15%軽減させたとメーカーはアピールしている。

ヘッドのカラーリングはマットブラックで、精悍な印象。純正シャフトもアドレスすると黒く見えるカラーリングで、構えやすさにもこだわっている。

フェース形状は、面長でややディープ。フェース厚は約56ミリと、前作に比べて2ミリほど薄くなっている。バックフェースは非常に低いシャローバックで、重心を深く、そして低くしたい意図がうかがえる。

ソールに目を転じると、バックフェース側に重量調整ネジとタングステンが埋め込まれている。兄弟モデルの「G400 SFテック ドライバー」と「G400 LSテック ドライバー」にも搭載されている機能だが、モデルによってこのタングステンの位置が異なる。

前作の「G ドライバー」よりも慣性モーメントが向上し、空気抵抗が減り、フェースの反発力も上がったという「G400ドライバー」。モデルチェンジでどのように生まれ変わったのか、じっくりテストしてみたいと思う。

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ピン
やさしいだけではない! 飛距離とつかまりを強化
発売日:2017/09/07 参考価格: 68,040円