「買っちゃいそうで危ない！」タイトリスト 714 MB アイアン

これぞ男前アイアン！「タイトリスト MB 714 アイアン」を試打レポート

【ミーやん】ヒャー！！今回は男前なアイアンを試打しますよ。タイトリストのマッスルバックアイアンです。本当にカッコいいっすね。惚れ惚れしちゃいます。

【ツルさん】構えてみても、シュッとしていますねー。トッププレーヤーたちが使っているこちらのモデルは、『HOT LIST』でもシルバー賞を獲得しています。では、さっそく打ってみましょう。ではミーやんから、どうぞ！

マッスルバックの形状にふさわしく、トップブレードは薄く、フェースは小さい

【ミーやん】意外や意外です。球も上がってくれるし、わりと普通に打てちゃいますよ。それに打感がすこぶるイイ。打っていて気持ちいいです。

【ツルさん】フェースが寝ているせいもあって、球も上がってくれるよね。そういう意味ではハードな印象はありません。最近のマッスルバックは、おしなべてこんな感じかな。けれど、飛びません（笑）。当たり前だけど、完全にコントロール重視のモデル。球がよく曲がってくれます。

【ミーやん】前モデルの「MB 712 アイアン」も、試打したときに同じような感覚だったのを思い出しましたよ。前モデルとは何が変わったんでしょうね？

【ツルさん】正直、試打していて僕には分かりません。新旧のモデルを横に並べて、細部を見比べて、打ち比べないと違いは分からないですよ。だって、前モデルの「MB 712 アイアン」は、もうすでに完成されたモデルでしたもん。710から712になったときには、打感も良くなっていたし、進化が感じられましたけど、今回はそうでもありません。逆に言うと、前モデルから大きく変えていないところが、いいところなんじゃないでしょうかね？

【ミーやん】メーカーが言うには、前モデルよりもソールの抜けが良くなっているらしいですが、こればっかりは芝の上から打たないと分かりませんね。それはそうと、今は練習場で7番アイアンだからボクでもマトモに打てている気がします。これをコースで使うとなると、ちょっと躊躇しますね・・・。

【ツルさん】このモデルの3番アイアンなんて、完全にストレートネックでフェースがちっちゃくて、本当にバターナイフみたいですよ。構えただけで「無理っ！」って思います（笑）。

【ミーやん】一生に一度は、こんなモデルをバッグに入れて使ったみたいなぁ。

【ツルさん】今、使えばいいじゃないですか。たとえ意図せずにボールが曲がってしまっても、それはそれで楽しいし、自分のクラブを愛すことができれば、それでいいじゃないですか。

【ミーやん】あれっ？ ツルさんがそんなこと言うとは、これまた意外ですね。

【ツルさん】ゴルフは、人生を豊かにしてくれる愉しみのひとつです。その道具なんだから、自分が使いたいものを使えばいいと思うんですよね。ある程度パワーのある人であれば、5番アイアンまでなら、なんとか打てるでしょう。それにゴルフのスキルに関係なく、セミラージのキャビティバックよりも、こういうモデルのほうが打ちやすいというゴルファーがいるのも事実です。

【ミーやん】なんかカッコいいこと言っちゃって、ツルさん、今日はどうしたんですか？ けれど、こういうモデルのほうが打ちやすいゴルファーがいるとは、クラブ選びの面白いところですね。

【ツルさん】だから、一生に一度なんて言わないで、気軽に使ってみるべきですよ。もし辛くなったら、泣きながら中古ショップに売りに行けばいいんです（笑）。そういう悲喜劇を愉しむのも、おつなものだと思いますよ。