「フィーリングが良くてミスにも強い」ミズノ MP TYPE-2 ドライバー

「ミズノ MP TYPE-2 ドライバー」を試打レポート

【ミーやん】前回試打した『MP TYPE1』に続いて、今回は『MP TYPE2』を試打します。こちらはヘッド体積が460ccです。ほんの少しシャローバック形状になっていて、ヘッドの投影面積が大きくて安心感があります。

【ツルさん】新たに採用されているテクノロジーは、435ccの『MP TYPE1』と同じですね。標準シャフトに専用設計されたツアーADが装着されているところも同じです。前回と同じように、まずはロフト角を10.5度にセットして試打してみましょう。

ミズノ MP TYPE-2 ドライバーを試打した時の、ミーやん（左）とツルさん（右）の弾道計測値

【ミーやん】ヘッド体積が大きくなっても、さすがMPシリーズと言うべきか、やはりクセがなくて構えやすいヘッド形状です。打ってみると、『MP TYPE1』よりも直進性が高くてカンタンです。ヘッドが安定して動いてくれます。

【ツルさん】打感もいいですよね。『MP TYPE1』ほどボールがフェースに吸い付くようなフィーリングではありませんが、ボールがしっかりとフェースに乗ってから、弾き飛ばせているような感覚です。ミーやんの言うように、ヘッドの見た目の印象よりも挙動が安定していて、曲がりづらさを備えています。こちらの『MP TYPE2』のほうが、現代的な大型ヘッドでメインストリームのドライバーだと言えるでしょうね。僕は曲がりづらいやさしいドライバーが好きなので、断然こちらのほうがいいです。

【ミーやん】『MP TYPE1』を試打したときにも感じましたが、打ち出し角とスピン量のバランスがちょうどいいドライバーです。ロフト角を10.5度に調整すると、ボクみたいに持ち球が低弾道でスピン量が少ないタイプのゴルファーが使っても飛ばせる弾道が打てます。個人的には、今年のドライバーの中でいちばん気に入っちゃったかも知れません。買い換え候補にします。

【ツルさん】「新設計によって高初速エリアが63％拡大した」とメーカーは謳っていますが、打ってみると確かにそんな感じですね。オフセンターヒットに強くて、飛距離が落ちづらいです。ミスって、かなりヒール寄りで打ったショットでも、そこそこまっすぐに飛んで距離も出ていました。

【ミーやん】ここにカスタムシャフトの三菱レイヨン ディアマナ BF 60（S）があるので、標準シャフトと取り替えて打ってみてください。ツルさんには、こっちのほうがいいかも知れません。

【ツルさん】少しスピン量が多いかなと思っていましたが、カスタムシャフトで打つとスピン量が収まりました！標準装着のツアーADのシャフトは、やはり僕には軟らかすぎたようです。ヘッドスピード45m/s以上の人は、カスタムシャフト装着モデルを選んだほうが、低スピン弾道で安定して飛ばせそうですよ。ひとつだけ気になったのは、ネックの調整機能でロフト角を大きくすると、ヘッドの据わりの関係でフェースが少し左を向いてしまうことです。フェース角には、ゴルファーの好みがあります。アドレス時のフェース向きにこだわる人は、自分が使うロフト角に調整したときに構えやすいかどうかを確認してほしいですね。