クラブ試打 三者三様

G410 LST ドライバー/ヘッドスピード別試打

2019/09/21 05:00

西川みさと「ロフト調整すれば打ちやすい」

―率直な印象は?
「『G410 LST ドライバー』は、やはり低スピン系だからでしょうか、スピン量が抑えられて少し低めの弾道でしたが、低いままずっと長く残るような強い弾道でした」

―強い弾道?
「はい。バックスピン量は少ないので、打ち出し角は低めなのですが、なかなか地面に着地しない。低く強い球筋で、低いまま落ちていく弱々しい球筋ではありませんでした

―低いのは気になる?
「そうですねー。ただ、そこは弾道調整機能が付いているので、カチャカチャしてロフト角を寝かせてあげれば解消すると思います。私の場合は、ロフト調整してロフト角11度以上に設定すれば、特に気にせず強い球筋を生かせられると思います」

弾道は両方とも低いが、距離は「G410」のほうが若干出ていた

前作「G400 LSテック」と比べてどう?
「どちらも難しいイメージはなく、甲乙つけがたいほど扱いやすかったというのが本音です。強いて違いを挙げるなら、新作のほうが少しバックスピン量が抑えられてランが出せる分、飛距離も稼げるかと思います」

―同シリーズの「G410 PLUS」を購入したと聞きましたが?
「はい。実は少し前に購入してエースドライバーとして使用しています。その『PLUS』と比べても、この『LST』は同じくらい構えやすかったです。大きすぎずちょうど良いサイズ感。クラウンのタービュレーター(空気抵抗を考慮した突起物)も主張しすぎていないところが、見やすさにつながっていると思いました」

―どのような人向き?
「何といっても直進性が魅力のモデルだと思います。今回の結果でも、ヒール側やトウ側にミスヒットしても、距離が少し落ちるくらいで、全然曲がる気がしませんでした。いまよりミート率を上げたい、ミスヒットを無くしたいという人にはベストなモデルだと思います」

※使用スペック/ロフト角:10.5度、アルタ J CB RED(硬さR・約45g)

西川みさと(42)

HS40未満の技巧派プロ。1998年「日本女子学生選手権」優勝。2002年にプロ転向後、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで活躍。身長159cm。

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発売日:2019/07/04 参考価格: 74,520円