打倒外ブラ！ 国産中心のラインアップ 2名のコーチが推薦する1Wは？

2023年下半期ドライバー最高評価は！？ パワー系コーチ陣・堀江智史&住吉大輔のベスト3

近年海外ブランドの勢いに押され気味だった国産ブランドから、独自の視点と開発力を結集させたドライバーが多く発売された2023年下半期。人気シリーズを継承しながら、新たなテクノロジーを搭載し、低スピンと高初速を図った性能が目立った。その中で「クラブ試打 三者三様」の出演者3人から高評価を得た一本は何だったのか！？ レッスンスクール「ゴルフテック」のコーチ陣・堀江智史&住吉大輔の評価は！？

（※評価者がヘッドスピードの異なる2名のため、総合評価点が同数の場合は、飛距離ではなく◎5点or4.5点の項目の多い順で判断）

• 40m/s未満プロ西川みさとのベスト3
• ご意見番フィッター筒康博のベスト3

第3位：BRNR MINI ドライバー（テーラーメイド）4.0点/◎4.5点が2項目

トウ側に記された旧式ロゴがレトロな雰囲気を演出

「昨今のクラブの進化で、フェアウェイウッドやアイアンのサイズは小さいままなのに、ドライバーだけが大きくなりすぎて、打ちにくさを感じている人向きのモデルです。460ccではフェースが返り切らず、スライスばかりで悩んでいる方にとって、この短さと小ぶりなヘッドは、ストレートボールを打つのに最適。ゴルフ歴20～30年と長いゴルファーで、メタルからチタンになりかけた当時の感覚を取り戻したい人にとって、とてもマッチしてくれるクラブだと思います」（堀江：HS40m/s台前半）

BRNR MINI ドライバー「ターゲット層は極端になるかも」

飛距離4.0、打感4.5、寛容性3.0、操作性3.5、構えやすさ5.0 【総合4.0点/平均飛距離258.2yd】

第2位：B-Limited B1LS ドライバー 4.0点/◎5点が2項目

西川とは違う見解で住吉は「弾き感＜食いつき感」と感想を述べた

「ミーリングを施した新フェースの効果によって、インパクトの瞬間に食いつくフィーリングを感じ取ることができます。弾いて飛んでいるというよりは、一旦フェース面に食いついてから、ヒュッと前に出ていく感覚。テーラーメイド、キャロウェイ、タイトリストといった海外ブランドのロースピンモデルと比べても、初速のスピード感は負けていないと思います。とにかく飛距離を伸ばしたい人、スピン量が入りすぎてボールが吹け上がってしまう人には最適でしょう」（住吉：HS40m/s台後半）

B-Limited B1LS ドライバー「海外勢と肩を並べるスピード感」

飛距離5.0、打感5.0、寛容性3.5、操作性3.5、構えやすさ3.0 【総合4.0点/平均飛距離301.5yd】

第1位：ロイヤルコレクション TM-X ドライバー 4.1点/255.2yd

前後にウエートビスが付いた同社伝統のキャビティソール

「1995年に同社から登場したフェアウェイウッドのキャビティソール（ソール中央部がU字型にくり抜かれた形状）が、こうしてドライバーで復活したことに感無量です。当時多くのツアープロが好んで使用したように、微小なフェースコントロールがしたい、ドロー・フェードを打ち分けたいという方には最適な一本になるでしょう。ヘッドスピード45m/s以上でしっかり叩けるゴルファー向き。右よりも左へのミスを警戒しているフック傾向の強い人向きのドライバーです」（堀江）

ロイヤルコレクション TM-X ドライバー「左のミスを出さない操作性重視型」

飛距離4.0、打感4.5、寛容性3.5、操作性4.0、構えやすさ4.5 【総合4.1点/平均飛距離255.2yd】

※テスター2名のため評価点が同数の場合は飛距離ではなく項目5点☆☆＋4.5点☆の多い順