西川みさと「力ませないカラーリング」

―率直な印象は？
「『RS E ドライバー』はヘッドの色がシルバーで、真っ黒のヘッドより打感がやわらかく感じるような想像をさせてくれます。真っ黒だとやはり締まって見える分、硬く感じられるイメージがあり、スイング中に力が入ってしまうので…」

―見た目の印象は大きい？
「はい。かなり大きいと思います。黒より白のほうが、やわらかく、やさしく見せる効果はあると思うのですが、白だと実際のサイズより大きく見えすぎて、逆に操作しにくい感じが強まってしまう。グレーは白ほど大きく見えず、適度にやさしさがあってちょうど良い。この色、好きですね」

―「RS」「RS F」と比べてどう？
「見た目の印象の違いが一番大きいと思います。他の2モデルの色は真っ黒で、『RS E』と比べるとかなり難しい印象。一発の飛びで比べれば、『RS E』より飛距離は稼げると思いますが、やはり私のHSに合っているのは『RS E』かなと思いました」

他の2モデルと比べて適度なドロー弾道

―弾道の違いは？
「結果的には『RS F』が一番つかまりが良かったですが、ボールが叩けている感覚は『RS』が一番感じられ、弾道の強さを感じることができました。HSが40m/s以上ある人は、こちらの2モデルのほうが良いかもしれません」

―打感は？
「飛距離を重視したツアーモデル『RS』シリーズなので、打つ前の印象では、もっと硬い感じがするのかと思っていました。実際打ってみると、そのような印象はまったく無く、フェースが弾く感じもそれほど強くない。高い打音も許容範囲でした。感覚としてはアベレージモデルの部類に入ると思われます」

―どのような人向き？
「私くらいのHS（平均36～37m/s）であれば、『RS E』がちょうど良い気がします。また40m/s前後の人でも、ドライバーが苦手でスライスばかり打ってしまう人や、つかまった球が打てず飛距離が出ないという人に向いているモデルだと思います」

※使用スペック／ロフト角:10.5度、RS E専用 スピーダー エボリューション for PRGR(硬さR/M-37・約44g)

■ 西川みさと（42）

HS40未満の技巧派プロ。1998年「日本女子学生選手権」優勝。2002年にプロ転向後、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで活躍。身長159cm。

• 1WのHS40台・筒康博の場合
• 1WのHS50台・万振りマンの場合