万振りマン「HS54m/sに耐えられる性能」

―率直な印象は？
「『G410 LST ドライバー』は、かなり低スピン性能が増したヘッドの印象で、予想以上に強い球が出ました。また、純正シャフト『アルタ J CB RED』も、しっかりしなり戻りを感じられるので、全体的に扱いやすさを感じられるモデルといった印象です」

―前作『G400 LSテック』と比べてどう？
「弾道の違いはスピン量が少なく、前に前に飛んでいく感覚が増した印象を受けます。それに比べて前作『G400 LSテック』はややバックスピン量が多く、少し頼りなさにつながるようにも感じました」

―シャフトも扱いやすい？
「はい。今回使用したのは硬さSでしたが、HS54m/s近くまで強振しても戻りきらないということがなく、タイミングも取りやすかったです。つかまり感も強いので、しっかり振ってあげたほうが良い球筋で飛んで行ってくれました。タイミングを合わせにいくより、自分のタイミングで振りきったほうがクラブの性能を十分発揮できると思います」

どちらも強振した結果、「G410」は吹け上がりを抑えられた

―見た目は？
「前作と比べてすごいヘッドが大きく見えます。フェース後方が少し長くなった分、かなり大きく見えます。『G400 MAX』ほど大きくはないですが、適度な大きさのサイズ感になった印象です」

―見えやすい要因はサイズ感だけ？
「いいえ。サイズ感だけでなく、形状もかなりスッキリして見えます。タービュレーターの形状が前作よりハッキリ入っていないので、ゴテゴテ感がなくなった分、ヘッドが見やすく改善されていると思いました」

―どのような人向き？
「HSの速さに自信があり、ブンブン振りまわしたい人におすすめします。HS50m/s台または40m/s台後半の人が吹け上げりを気にせず、思う存分振り抜きたいという人に打ってつけ。ドラコン用の1本として最適なモデルかなと思います」

※使用スペック／ロフト角:10.5度、アルタ J CB RED(硬さS・約55g)

■ 万振りマン（33）

登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年より数多くの試打動画をYouTubeにアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。身長173cm。

• 1WのHS30m/s台・西川みさとの場合
• 1WのHS40m/s台・筒康博の場合

撮影協力／トラックマンジャパン株式会社、ロッテ葛西ゴルフ