万振りマン「『エピック フラッシュ スター』に似てる」

―率直な印象は？
「『TS1 ドライバー』は『TS2』『TS3』と比べてかなり軽くてやさしい設定になっています。ヘッドも大きく、ロフトも寝ているので、ボールの上げやすさをすごく感じられました」

―打感は？
「ひと言で、軽い♪です。ボールに当てるだけで初速が出せる感覚。スパーン！とインパクトした瞬間から飛びを意識できるような感じ。他社ですがキャロウェイ『エピック フラッシュ スター ドライバー』に似ている印象を覚えました」

―エ、エピック…？
「はい。たぶん多くの人は同社製のタイトリスト『VG3 ドライバー』に似ていると表現されると思われますが、『VG3』のフェースは少し左を向いていて、いわゆる“つかまり顔”。『TS1』はそれほど左を向いていません。つかまりすぎず、軽快に振り抜けて、驚くほど初速が出るという点で『エピックフラッシュ スター』に似ていると感じました」

「TS1」が一番弾道が高く吹け上がり気味

―弾道の違いは？
「『TS1』は高弾道、『TS2』と『TS3』は中弾道。初速は3モデルとも速いですが、球筋の強さは『TS1』＜『TS2』＜『TS3』の順になっています。特に『TS3』は重くて強い球筋です。前に前に飛んでいく強さは『TS3』が一番だと思いました」

―HS54m/sという数字が出ましたが？
「トラックマンの測定で54m/sというと、ドラコン選手でもびっくりするような数字です。それだけクラブが軽く振りやすいからだと思われます。速く振って高くボールが上げられれば、キャリーを出せる。『TS1』はそういったコンセプトなのだと思います」

―どのような人向き？
「HS50m/s台の人には、ヘッドの大きさと軽さが少しデメリットになってしまうと感じました。HS40m/s台前半までで、つかまりすぎや引っかけに悩んでいる人に向いていると思います。いまよりもっと軽快に飛ばしたい、やさしさも適度に入っていてラクに飛ばしたいというユーザーに最適だと思います」

※使用スペック／ロフト角:10.5度、タイトリスト ディアマナ 50(硬さS・約50g)

■ 万振りマン（33）

登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年より数多くの試打動画をYouTubeにアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。身長173cm。

• 1WのHS30m/s台・西川みさとの場合
• 1WのHS40m/s台・筒康博の場合

取材協力／トラックマンジャパン株式会社、ロッテ葛西ゴルフ