「MAX」を主役に据えたピン「G425」のブレない戦略
ピンゴルフが31日に発表した「G425」シリーズで、驚かされたのは「MAX」「LST」「SFT」のラインアップだ。前作スタンダードモデルである「PLUS」が外され、「G400」シリーズ以来の再登場となる「MAX」が旗艦モデルに据えられた。
発表会に登壇した同社開発プロダクト担当・安齋伸広氏は、「開発テーマは“ピン史上最大慣性モーメント(以下MOI)の飛び”です。やっと『G400 MAX ドライバー』を超えることができました」と、冒頭から前作の「G410 PLUS」ではなく、シリーズとしては前々作の「G400 MAX」を引き合いに出し、新製品を紹介した。
特に安齋氏が強調したのは、上下左右のMOIの合計値だった。最新モデル「G425 MAX ドライバー」は、これまで最大だった「G400 MAX ドライバー」の約9700g・cm2を超えたと発表したのだ。ちなみに「G410 PLUS ドライバー」は、約9100g・cm2(すべて同社調べ)。安齋氏は「『G400 MAX』と『G410 PLUS』を足したものが『G425 MAX』」と紹介していたが、明らかに強く対比させていたのは、その名を引き継いだ「G400 MAX」の方だった。
MOI以外に挙げられる変化としては、ヘッド体積が460ccになった点。前作「G410」シリーズの「PLUS」「SFT」は455cc、「LST」は450ccと3モデルの幅は5ccのみだったが、「G425」シリーズでは「MAX」「SFT」が最大値ギリギリの460cc、「LST」は445ccと、その幅15ccと開いた。最大MOIを目指す開発の結果、ヘッド体積を大きくせざるを得なかった2モデルに対し、過去のモデルで比較的ハードヒッターに好まれてきた「LST」をより小ぶりにし、性格付けを明確化した思惑がうかがえる。
同社は以前から、「前作を超える性能のものができない限り新製品は発売しない」と明言してきた。MOI値こそ控えめだった(?)もののブレずに飛んだ前作「G410」は、多くの関係者から「ほぼ完成形に近い」とまで称賛されたモデルだっただけに、最新作はその方向性が注目を集めた。飛距離をさらに追求するか、素材にこだわるか、革新性を求めるか。今回の発表で分かったのは、ピンはGシリーズのコンセプトである「MOIの最大化」に改めて突き進んだということだ。
『ブレない革新。さらなる勝利へ』とコピーを掲げた新シリーズ。同社の“ブレない”開発姿勢は、製品としていかに結実したのか? 今後はスペック数値ではなく、市場でのシビアなユーザー評価に「勝利」の判断を委ねることとなる。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー