『M1』打てた人なら購入すべし! テーラーメイド M3 440 ドライバー
ヘッド体積440ccを感じない大きな投影面積なのに、見た目には引き締まった印象があります。理由は、クラウン上部のTマークとクラウン後方のブルーラインがヘッドセンターより僅かにヒール寄りに来ている視覚効果だと思います。
構えた時の弾道イメージは中弾道のストレートフェード。左のミスを心配せずに強い弾道がイメージしやすいです。反面、高い打ち出し角やつかまりをイメージするなら、可変スリーブで角度を変えた方がいいでしょう。
スイングタイプでいうと、スイングスピードを出したい方にはハードに感じるはずです。シャフトの重さがあるとスイングテンポが安定するタイプのゴルファーは非常に操作性の良さを体感できると思います。
純正シャフト「クロカゲ TM5」はヘッド操作がしやすく、手元側のしっかりした剛性と、打ち出し角を作りやすい中間部の剛性を抑えた「高打ち出し&低スピン」系シャフト。
試打をしてみてヘッドスピード42m/s以上のデータを出せれば、見た目の好みで購入しても可変スリーブとYトラックのウエイト調整で振り心地を調整することができます。コンポジットヘッド特有のこもった打球音がクリアになり、弾き感もアップしています。

解説&試打/筒 康博 プロフィール
クラブフィッティング&レッスンスタジオ「PCM Labo」総合コーチ。プロアマ問わず約7万人以上のゴルファーにアドバイス経験を持ち、フィッティングセミナーや講演も精力的に行っている。