第1話 コースの罠を楽しもう!
景色に変化があると短く感じます
距離感はその途中の景色の変化によって判断しています。途中に景色の変化がなければ遠くに、景色の変化があれば、近く感じることを知っておきましょう。
実際、グリーンに近づいてみると、バンカーはグリーンをガードしていなくて、中途ハンパな位置にありました。やはり、ここにバンカーを置くことで、景色に変化を与えて、距離を短く感じさせていたんですね。
ヤーデージでは見た目以上の距離があるけど、その番手で打つと、グリーン奥まで行っちゃいそう・・・。などと考えて、無意識にショットを緩めてしまわぬように注意せねば!
こんな風に、ミスになりそうな状況を一つ一つ回避していくことがマネジメントなのです。ハンパな位置にあるバンカーにはご用心!
バーディを狙うはずが一転・・・
グリーン面が大きく見えていれば安心します。目標が大きく見えていた方が狙いやすいし、距離感も出しやすいですからね。寄ればバーディも狙えそう!ところが、意気込んで打ったら、グリーンの全然手前に落ちて、ガッカリなんてことありませんか?
しっかりインパクトしたはずだけど、やはり当たりが悪かったのでしょうか?ショットの不信感に襲われそうです。でも、自分のショットをあれこれと疑う前に、地形の罠がなかったか確認してみると・・・。
中井 学 プロフィール
1972(昭和47)年 大阪府豊中市生まれ。中学生でゴルフを始め、高校3年生時に日本ジュニア出場など活躍。92年に渡米し大学に通いながらゴルフの腕を磨く。現在はプロゴルフコーチとしてツアープロからアマチュアまで指導。