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今さら聞けないスイングの基礎

弾道の仕組みを知れば自分のスイングが分析できる ~第10回~

弾道をチェックしてスイング分析

大きくスライスしたりフックしたり、あるいは、なかなか思い描くような弾道にならないときに、自分のスイングは実際、どんな風になっているのか知りたい人も多いはずです。

弾道が乱れる原因はさまざまで、これまでの回をじっくりと振り返ることで、自分が改めるべきポイントが浮かび上がってくるはずです。その手がかりとして、把握したいのは、自分のスイングの現状です。正確に言えば、インパクトでボールとクラブヘッドがどのように接触しているのかを知ることです。

といっても、決して難しいことではありません。ボールとクラブヘッドがどのように当たっているかは、放たれた球の弾道を見れば誰でもすぐに確認できるからです。クラブヘッドがターゲットラインに対してどのような軌道を描いているのか?ボールに接触する際のフェース向きはどうなっているのか?

今回は“スイング軌道”と“フェース向き”の2つの要素による弾道の変化について、段階的に知識を上げていくため、PGA(日本プロゴルフ協会)が、長年の経験を元に作り上げた、人間の感覚を主においた理解の仕方を紹介します。

球の打ち出し方向に影響する3つのスイング軌道

1:インサイドイン(ストレート)軌道

ナイスショットの大きな要素となるのが、インサイドイン軌道です。ターゲットとボールを結んだターゲットラインに沿って、クラブヘッドがたどる軌道となります。球はスイング軌道に従って飛び出すので、出球はターゲットラインに対して真っ直ぐに打ち出されます。

2:アウトサイドイン軌道

ターゲットラインに対して、クラブヘッドが上から下へ斜めに横切るような軌跡を描くのが、アウトサイドインの軌道になります。ストレート軌道と同様に、軌道の描く方向に従って、出球は狙ったターゲット方向よりも、左に打ち出されます。

3:インサイドアウト軌道

ターゲットラインに対して、クラブヘッドが下から上へ横切る軌道を描くのがインサイドアウトの軌道です。もうお分かりの通り、出球はターゲットラインの方向よりも右へ打ち出されます。

つまり、ボールが最初に飛び出す方向を見ることで、インパクト前後のスイング軌道が分かるのです。出球はストレート方向が理想的です。ターゲットラインよりも、出球が大きく左右に飛び出したりするようであれば、軌道に問題があると考えるべきです。

1:スクエア・インパクト

ボールの曲がりに影響を与えるのが、インパクト時のフェース向きです。スクエア・インパクトでは、スイング軌道の方向に対して、フェースがスクエア(直行)する形で当たります。スイング軌道に従って、真っ直ぐに飛び出し、その後も曲がらず直進します。ただし、スイング軌道がターゲットラインから逸れている場合には、逸れた方向へと直進します。

2:オープンフェース・インパクト

インパクトで、スイング軌道に対して、フェースが開いて当たれば、スイング軌道の導く出球に従った後、オープンフェースによるスライス回転が影響して、ボールは右へと曲がっていきます。

3:クローズフェース・インパクト

スイング軌道に対して、フェースが閉じた状態でインパクトした場合には、オープンフェース・インパクトとは逆の曲がりになります。つまり、スイング軌道に従った出球の方向から、左に曲がっていく弾道になります。

3つのスイング軌道×3つのフェース向き=9つの弾道

スイングに軌道が影響する3つの打ち出し方向と、インパクトのフェース向きが影響する3つの曲がり方の組み合わせによって、合計9つの弾道を生む結果となります。厳密に言えば、これに球の高さとなる高弾道、中弾道、低弾道の3つが加わりますが、自分のインパクトを知る上で、まずは9つの弾道を知っておきましょう。

―――――

1-1:ストレート軌道×スクエア・インパクト

ストレートの軌道に対して、フェースがスクエア(直行する)になるインパクトで、真っ直ぐに出て、真っ直ぐに飛んでいきます。

1-2:ストレート軌道×オープンフェース・インパクト

ストレート軌道に対して、フェースがオープンな状態のインパクトとなり、出球は真っ直ぐですが、ボールにスライス回転がかかるので、右へと曲がっていきます。

1-3:ストレート軌道×クローズフェース・インパクト

軌道はストレートですが、フェースがクローズなので、真っ直ぐな出球の後、フック回転によって左に曲がっていきます。

―――――

2-1:アウトサイドイン軌道×スクエア・インパクト

軌道に対してはスクエアですが、軌道自体がアウトサイドインなので、左に真っ直ぐ飛び出して、そのまま曲がらずに飛んでいきます。また、アウトサイドイン軌道の人が、ショートアイアンを使うと、左に真っ直ぐ飛んでいくミスもあります。

2-2:アウトサイドイン軌道×オープンフェース・インパクト
アウトサイドイン軌道により、出球は左に出ますが、スライス回転によって右に曲がっていきます。アマチュアに最も多く見られる、典型的なスライスの弾道です。適度なアウトサイドイン軌道で、緩やかなスライス回転であれば、フェードボール(やや左に出て、落ち際で緩やかに右へ戻る球)になります。

2-3:アウトサイドイン軌道×クローズフェース・インパクト
アウトサイドイン軌道によって、出球はターゲット方向よりも左に出て、さらに軌道に対してフェースがクローズに当たっているので、フック回転がかかり、もっと左に行きます。

―――――

3-1:インサイドアウト軌道×スクエアフェース
ターゲット方向よりも右に打ち出し、そのまま真っ直ぐに飛んでいく弾道です。いわゆる“プッシュアウト”です。

3-2:インサイドアウト軌道×オープンフェース
ターゲット方向よりも出球が右に出て、その軌道に対してフェースが開いているので、スライス回転がかかり、さらに右へと曲がっていきます。いわゆる“プッシュスライス”といわれる球です。

3-3:インサイドアウト軌道×クローズフェース
ターゲット方向よりも右に打ち出されますが、フック回転がかかっているので、ボールが左に戻ってきます。適度なインサイドアウト軌道で、緩やかなフック回転であれば、ドローボール(やや右に飛び出し、落ち際で緩やかに左に戻っていく球)となります。

体の運動量によるスイング軌道の変化について

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