ソックス選びの正攻法
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ゴルフコースは、ティーインググラウンドからフェアウェイ、ラフ、グリーンに至るまで、大部分が芝地です。ところで、一口に“芝”と言っても種類が様々に存在することはみなさんご存じでしょう。代表的な分類として“洋芝”“和芝”に大別されますが、具体的にどのような相違があるのでしょうか。富里ゴルフ倶楽部のグリーンキーパー、北野慎一さんにお話をうかがいました。
(取材協力/富里ゴルフ倶楽部)
(北野)芝生に洋芝と和芝があるのはご存知ですよね?
(S吉)はい。もちろんです。
(北野)では、どう違うか分かりますか?
(S吉)それは、えっと……。
(北野)ちょっと難しい質問でしたね。実は、洋芝と和芝は、成長の仕方が違うんです。
(S吉)成長?
(北野)はい。一言でいうと、“洋芝は根から動く、和芝は葉から動く”なんです。
(S吉)えっ?芝生が動くんですか?
(北野)例えば、グリーンで使われるベント芝は、洋芝ですか? それとも和芝ですか?
(S吉)洋芝ですね。
(北野)そうです。洋芝のグリーンでは、春にエアレーションをするのですが……。
(S吉)あの、グリーン上に小さな穴をボコボコ開けるやつですね。
(北野)はい。エアレーションをして穴に砂を入れると、その場所には芝の根はありませんよね? その砂の入ったスペースに新しい根が伸びてくるのです。これが“根から動く”の意味です。
(S吉)なるほど。
(北野)エアレーションによって、透水性もよくなり、芝の根が目覚めるというか、活性化されるのですね。
(S吉)たまにグリーンがエアレーション中の時がありますが、グリーンには必要な作業なんだと思って我慢しないといけませんね。
(北野)ご理解をよろしくお願いします。一方、和芝ですが、本州のフェアウェイなどでよく使われるコーライ芝は、芝刈り機などで刈ることで、葉っぱに刺激が与えられて、葉と根が元気になるんです。これが“葉から動く”の意味です。
(S吉)葉っぱを刈ることによって、葉っぱと根が元気になる。
(北野)和芝のフェアウェイでディボットを取った時は、しっかりと目土をしてくださいね。特にダフることの多いS吉さんは!
(S吉)は、はい!(なんで知っているんだ!?)
・洋芝は、“根から動く”、和芝は“葉から動く”。
・エアレーションは、グリーンの維持に必要な作業。
・和芝のフェアウェイでは目土をしっかりしましょう。
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