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身体が硬い朝イチショットにおすすめ! 緊張をほぐす「呼吸法」

一打一打への集中力が必要なゴルフは、“メンタルとの戦い”といっても過言ではありません。そこで今回は、ラウンドをより楽しむために効果的なメンタルコントロールについて解説します。

緊張が及ぼす身体への影響

身体が緊張状態にあるとき、意思とは関係なく働く神経、いわゆる「自律神経」のバランスが変化します。

自律神経は活動時に優位となる「交感神経」と、リラックス時に優位となる「副交感神経」のふたつに分けることができます。安定した生活を送るために、必要不可欠なシステムのひとつです。

交感神経が働くと心拍数が増え血圧が上昇し、汗をかきやすくなります。一方で、副交感神経が働くと心拍数が減り血圧が低下し、胃腸の動きが活発になります。

睡眠などリラックス時に活発となる副交感神経が機能せず、交感神経が優位になると興奮し、動悸、めまい、不眠、胃腸の不調といった症状が表れます。

また、過度なストレスがかかると交感神経が優位となり、鳥肌や震えがみられるなど、自律神経のバランスが取れた状態を保つことが難しくなります。

メンタルコントロール方法

緊張をほぐす方法としてオススメなのが「呼吸法」です。ティショット前、意識的に呼吸を変化させることで自律神経を整え、適度な緊張感を身につけることができます。

流れは以下の通りです。

1、大きく3秒息を吸う
2、3秒息を止める
3、6秒で息を吐き切る

息を止めている「2」の時間が重要で、この間に自律神経が切り替わるといわれています。呼吸を意識するということでいえば、海外では生産性や集中力を高めるために、「マインドフルネス(瞑想)」を取り入れている企業があるほどです。

普段何気なく行っている呼吸ですが、「ここぞ!」という勝負の時に、意識して取り入れてみてはいかがでしょうか。

(協力/ケアくる

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米倉まなプロフィール

米倉まな(よねくら・まな) プロフィール

まな鍼灸堂院長(三重県)。厚生労働大臣認可はり師、きゆう師、産業カウンセラー。高校卒業後、原因不明の体調不良を起こし、20歳頃からうつ病、パニック障害、自律神経失調症を併発。投薬療法を始めて8年が過ぎた頃、鍼灸と出合って断薬。鍼灸専門学校を経て整骨院・病院に勤務後、地元で開院。自身の経験を元にメンタル鍼灸を掲げ、患者に寄り添った治療を行っている。

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