絶体絶命! でも「グリーンに乗ればオッケー」のマインドで【藤田寛之アプローチのレシピ#22/左足下がり×ピン手前のバンカー】
グリーン周りの名手・藤田寛之によるアプローチレッスン連載。ライ、グリーン、ピンポジなどあらゆる状況下でのアプローチの打ち方や考え方を、それぞれ細かく解説してもらう。22回目は「左足下がりでピンが手前のバンカーの打ち方」について。
1.グリーンのどこかに乗ればOK
左足下がりでそのまま打つと、ボールは低く出て、その分グリーン上でも転がりやすい。いくらスピンをかけても、ピン付近で止めるのは難しいと思います。そんなときは、グリーン上のどこかに乗ればOKの考え方。こぼれることも想定して、奥のエリアもチェックしておきましょう。
2.左足に体重を7割乗せる
「左足7:右足3」の体重配分で、左足体重のまま、通常のバンカーと同じ打ち方をします。ボールが強く出て止まらないと思われますが、実際その通りなんです。この状況は我々プロでもボールを止めるのが難しいので、“止めらないもの”として打ちます。
3.どうしても寄せたい場合は「止める要素」を全部乗せ
フェースを開けるだけ開き、軌道もできるだけカット(アウトサイドイン)にします。そしてアドレスもハンドレートの限界までにします。そこまですれば球も上がって寄せられる可能性は出ますが、リスクはつきもの。それぞれの要素の度合いが大きいほど、距離感のズレやインパクトの不具合が出るので注意が必要です。
最後にレシピのご紹介
・グリーン上に乗ればOK
・左足下がりと同じ打ち方
・止める要素の全部乗せ
藤田寛之 プロフィール
1969年、福岡県生まれ。専修大を経て92年にプロ入り。日本男子ツアーで20代で1勝、30代で5勝、40代で12勝を挙げた“中年の星”。2012年に年間4勝をマークし43歳で賞金王に輝く。シニア入り後は23年「日本シニアオープン」で優勝。24年「全米シニアオープン」ではリチャード・ブランドとのプレーオフで惜敗した。25年は主戦場を米国に移しPGAツアー・チャンピオンズで活躍した。小技の上手さはツアープロの間でも評判。