松森姉妹の妹・杏佳が登場！ 専念中のティーチングを披露

昨年からレッスン活動を本格スタート♪

今回から我々アマチュアゴルファーの悩みをレスキューしてくれるのは、姉・彩夏とともにレギュラーツアーで優勝争いを演じたこともある松森杏佳（まつもり・きょうか）プロ。現在LPGAティーチングプロの資格取得を目指しながら、都内レッスンスタジオで多くのゴルファーを指導しているという彼女。アベレージゴルファーの“なぜ？”を解説し、解決へのヒントを教えてもらう。

「飛距離と方向性の狭間で悩む人」をレスキュー♪

「フィニッシュで3秒止まる」はなぜそこまで重要なの！？ 松森杏佳がレスキュー♪

【アマチュアゴルファーJさんの悩み】
「飛距離を求めると方向性がダウン、方向性を求めると飛距離がダウン…。飛んで曲がらないスイングを身に付けるには、どのような練習法が効果的ですか？」

【松森杏佳のレスキュー回答】
「飛んで曲がらないスイング」は、ゴルファー誰しもが求める目標といえるかもしれません。日々練習を行うプロでも苦心するテーマです。今回はアマチュアゴルファーの皆さんにお勧めしたい、簡潔で即効性のある内容をお話しします。それはズバリ、フィニッシュをしっかり取ること。フィニッシュが決まればバランスよく振ることができ、飛距離と安定感アップが望めます。

1. 左足一本で立つ

目安は“右足チョコン”

目指すフィニッシュの形は、左足にしっかりと体重を乗せて左足一本で立つこと。右足はつま先立ちで、足裏を完全に後方へ見せている状態です。それでも直立できているということは、最低でも体重が左足に移動し、上体が大きく右へ傾いていないということになります。

2.“3秒ルール”には理由がある

ピタッと止めた体勢で3秒数えられる？

意識するポイントは左足と左ひざ、左腰の3点。足の上にひざと腰が乗ることで左足一本で立つことができます。プロがよくフィニッシュで「3秒止まることを意識している」とコメントしますが、結果が良くても悪くてもとにかくフィニッシュで静止できていれば、体重が左へ移動してクラブの軌道が大きく乱れることなく振り切っている証拠になります。

3. アドレス→フィニッシュの練習法が効果的

簡潔でしかも持続可能な省エネドリル

効果的な練習法は、アドレスの状態からテークバックせず、ヘッドをそのまま前に出してフィニッシュの形を取るドリルです。スイング中の余分な動きを省くことで、フィニッシュのみに集中できるのが目的。シンプルな方法ですが、繰り返すことで意識しなくても自然と左足一本で立つ動きが身に付きます。

【今回のまとめ】「そんなの解決にならないよ…」 という人こそやってみて！

飛距離と方向性を両立させたいならこの練習！

・左足一本で立つ。
・3秒ルールには理由がある。
・アドレス→フィニッシュの練習法が効果的。

取材協力／木更津ゴルフクラブ