「6番アイアン」は顔を上げずに押し込む! “いまどきロングアイアン”のトリセツ/中澤瑠来
「6Iでボールが上がらないと悩む人」をレスキュー♪
かつてはロングアイアンと呼ばれた4番や3番を“難しい番手”と思い浮かべたもの。しかし近年はストロングロフト化が進み、5番はおろか6番ですら難しいと感じる時代になった。6番で「球が上がらない」「止まらない」と悩むアマチュアは、どう向き合うべきなのか――。日本アマを制した実力派ルーキー・中澤瑠来プロが、考え方と打ち方のポイントを解説する。
【アマチュアゴルファーKさんの悩み】
「アイアンの上の番手でしっかりボールをつかまえられず、番手通りの飛距離が出ません…。特に最近は、6番アイアンへの苦手意識が強くなっています。どんな考え方で、どのように打てばいいのでしょうか?」
【中澤瑠来のレスキュー回答】
私自身もアイアンは6番からバッグに入れていますが、シャフトが長くなるほど、芯でボールをとらえる難度は上がります。だからこそ練習では、「6番がしっかり打てれば、他の番手も問題なし」と考え、いちばん時間をかけるクラブになっています。そんな6番を攻略するコツは、とにかく“自分でボールを上げにいかない”ことに尽きます。
1. 構えた形に戻すだけ
アイアンの飛距離に差が出ないなら、全体的にボールが高く、ロフト通りに打てていないことが考えられます。自分でボールを上げにいくので、短い番手はどうにかなっても、長くなるとインパクトロフトが寝て前に飛ばなくなります。アイアンは高さを出すのではなく、一定の距離を打つクラブ。インパクト時は、全ての番手でアドレスの形に戻すことを重視しましょう。
2. ヘッドが抜けていくのを見続ける
ロフト角通りのインパクトを迎えるには、目線がポイントです。ボールの先をヘッドが抜けていくのを、しっかりと目で確認してから弾道を追うようにしましょう。インパクト前に顔が上がってボールを追ってしまうと、体の右サイドが下がり、フェース面は開いてしまいます。顔の起き上がりとフェースの開きは連動している。ロングアイアンでは特に顔は下(ボール方向)を向け続ける意識が重要です。
3. 押し込むイメージを持つ
イメージとしては、ボールを“払う”のではなく“押し込む”感覚が正解。インパクトでは、フェースを上に抜こうとせず、ターゲット方向へ長く押していくイメージを持つことです。そうすればロフト角が適正に働き、打点が安定しやすくなる。重要なことは、無理に高さを出そうとせず、クラブ本来の性能を信用することです。とにかく自分で上げない意識を持つことが、上番手のアイアン攻略のカギとなります。
【今回のまとめ】インパクトロフトを重視する
・構えた形に戻すだけ。
・ヘッドが抜けていくのを見続ける。
・押し込むイメージを持つ。
取材協力/武蔵丘ゴルフコース