そのパタ練、ちょっと斬新! ロングパットの距離感を磨く「スティック寸止め」ドリル/木村円
「3パットが多く悩んでいる人」をレスキュー♪
ロングパットの距離感がなかなか合わない…。そんな悩みを抱えるアマチュアゴルファーに、ルーキー・木村円プロがちょっとユニークな練習法を伝授! 今回紹介するのは、アライメント用スティックを使ったドリル。カップを狙って打つ方向性をチェックする一般的な練習法とは違い、ボールを狙った位置でピタッと止める距離感を養うもの。距離感を磨くうえで大切なタッチや振り幅を、楽しみながら身につけられる実戦的な練習法を教えてくれた。
【アマチュアゴルファーHさんの悩み】
「1ラウンドのパット数が40以上と多く、スコアを縮められない大きな原因になっています。3パットを減らすには、どんな練習をすればよいのでしょうか?」
【木村円のレスキュー回答】
“パット・イズ・マネー”。パットがスコアに直結することは、ゴルファーなら誰もが知る事実ですが、その中でも特に重視したいのが距離感です。どんなにラインを正確に読めても、狙った方向に打ち出せても、距離感が合わなければパット数を減らすことはできません。今回は、そんな距離感を磨くための一風変わったドリルをご紹介します。
1.距離感が合えばすべてが改善する
パッティングで大切なのは「距離感」「ライン読み」「出球のコントロール」の3つです。ただし、この3つは同じ優先順位ではありません。まず距離感が合うことでラインを正確に読めるようになり、ラインが読めれば出球の方向も安定してきます。つまり、すべての土台となるのが距離感というわけです。距離感→ライン読み→出球のコントロールという優先順位を意識することが、パット数を減らすための第一歩になります。
2. 10m先のスティックに触れるように打つ
そんな距離感を磨くためにおすすめしたいのが、ゲーム感覚で楽しめる「スティック寸止め」ドリル。10m先にスティックを横向きに置き、その手前でボールをピタリと止めることを目指します。スティックに届かなくても、勢い余って飛び越えてしまっても失敗。理想は、ボールがスティックに軽く触れ、その場でジャストに止まること。単に目標まで転がすのではなく、最後のひと転がりまで意識することで、繊細なタッチを養うことができます。
3. ヘッドではなく手元を動かす
スティックの手前でうまく寸止めできない人は、手先でパターを操作している可能性があります。ヘッドの動きばかりを意識すると、上体ではなく手先の力加減で距離を合わせようとしがちです。大切なのはヘッドを意識せず、グリップごと手元を大きく動かすこと。手元が動けば自然と両肩も動き、上体の大きな筋肉を使った安定したストロークにつながります。手首の余計な動きを抑え、両肩を使った振り子のようなストロークを意識してみてください。
【今回のまとめ】「寸止め」意外と難しいからやってみて!
・距離感が合えばすべてが改善する。
・10m先のスティックに触れるように打つ。
・ヘッドではなく手元を動かす。
取材協力/湘南カントリークラブ(神奈川県)
木村円(きむら・まどか) プロフィール
1999年生まれ、茨城県出身。日本体育大学ゴルフ部ではキャプテンを務め、河本結とは同期で親交も深く、トーナメントではキャディとしてバッグを担いだ経験もある。2025年にプロテストに合格。173cmの長身から繰り出す平均270ydのドライバーショットが持ち味。K-POP好きで、楽曲のダンスを完コピして披露することもしばしば。