“淡色”を忍ばせ春仕様
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また、上り下りどちらの場面でも、安定感のあるストロークを求めるなら「胸椎(きょうつい)から上」を動かすことです。胸椎とは、胸の肋骨(ろっこつ)が伸びている、胸郭の後壁をなす背骨のこと。。
以前、ストロークの基本はどっしりとした不動の下半身が大切と話しましたが、傾斜のラインでは下半身を安定させても手先を使ってしまえばショートやオーバーといったミスにつながります。「胸椎から上」を動かし、手先で動かす意識を薄れさせましょう。そうすれば、腕とクラブそして体が一体となり、上り下りの状況でも再現性の高いストロークが可能となります。
また、上り下り、通常のロングパットでも距離感を合わせられるために、グリップは逆オーバーラッピングで握っています。左手で右手を包み込むようにして握るので、右手の感覚を生かしやすく、フィーリングが出しやすいのです。
それでも右に押し出したり、インパクトの強弱が安定しなかったり、ストロークに悩んでいる人は、左右の手を入れ替えたクロスハンドグリップを試してみてください。右手が上、左手が下になることで、右手の自由や手首の動きが制限され、フェース面を保ちやすくなります。また、両肩のラインも地面と平行になりやすく、正確なアドレスが取りやすかったり、左手が下となることでフォローが低く出しやすく芯に当たりやすかったりします。
どちらのグリップも上り下り関係なくストロークがブレにくい握り方ですので、再現性の高いパッティングにつながりますよ。
山村彩恵(やまむら・さえ)
1992年6月29日生まれ。福岡県福岡市出身。9歳でゴルフをはじめ、ゴルフの強豪校、沖学園へ進学。卒業後の2012年にプロテストに合格、クォリファイングトーナメントも通過しツアー参戦を果たした。’14年の「グアム知事杯」でプロ初優勝。’16年はステップ・アップ・ツアーを主戦場にレギュラーツアーを目指す
撮影ホール/
センチュリー・シガ・ゴルフクラブ
15H Par5(Reg.528y、Back.549y)
やや右ドッグのロングホール。ティショットはフェアウェイ右寄りの一本松より左が狙い目。セカンドショットは右の谷に注意! グリーン周りにはグラスバンカーやガードバンカーが待ち受ける難ホール
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