“ラフからは体の回転で運ぶ” 中山三奈
フェースの“開き具合”を決める!
(以下、中山プロの解説)
ラフからのアプローチは、ラフの深さによってフェースを開き、芝の抵抗を軽減することを考えています。ただ、芝の上にボールが浮いているようなら、大きくフェースを開く必要はありません。フェースを開いてしまうと、ヘッドがボールの下に入りダルマ落としのミスにつながりますから。
“トゥ側”を浮かす!
一方で、近くに行かないとボールが確認できないほど沈んでいれば、バンカーショットの要領で大きくフェースを開きます。フェースを開くとフェース面は右を向くので、クラブを短く握り、ややアップライト(トゥ側が浮いた状態)に構えるのもポイントです。
“オープン”に構える!
さらにフェースを開いた分、スイングを大きくしないと飛びません。そこでスタンスの幅は通常より広げて打っていきます。また右にも飛びやすくなるため、スタンスの向きはオープンの度合いを大きくしています。
“キャリー”で狙う!
フェースを開けば開くほど、ボールの打ち出し角は上へ上がります。ですから、ある程度キャリーでピンを狙うことも大切にしています。例えば、ピンまで30ヤードでボールが沈んでいる場合なら、落としどころはピンより5ヤード手前の25ヤード付近を狙います。
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