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飛ばしのモンスターがさらなる進化を遂げる!後編
フェースの打点位置が低い…
低く飛び出して、途中からギュイーンと上がっていく球は、見た目カッコイイかも知れません。でも、飛距離の出る球筋というのは、見た目は地味。急激に上がることはなく、徐々に上昇して、キャリーの中程で頂点を迎え、同じような弧を描いて落ちていく球が理想なんです。フェースの打点で言うと、岩瀬さんの場合、スイートスポットの水平ラインよりも、下に当たっているのが問題です。
飛距離を伸ばす打点はココ!
飛ぶ弾道というのは、途中から派手に上昇したりしません。バックスピン量が抑えられたドローンとした重い球が理想です。そこに関係するのが、フェースの打点位置。スイートスポットの水平ラインよりも、下で当たればバックスピンは強くなり、上で当たれば、バックスピンは抑えられて、なかなか地面に落ちない重い球になります。
13~15度の打ち出し角が理想
岩瀬さんのようなモンスタークラスの初速では、理想の打ち出し角もツアープロの理想値である11度前後とは違います。13度~15度が理想で、バックスピン量は1000回転前後が、岩瀬さんの飛距離をマックスに高める数字ですね。
上下進入角は2度アッパー、左右進入角はストレートにしたい
ロボットを使った実験では、インパクトの瞬間の軌道で最も飛距離の出る数字が分かっています。それは、上下の進入角で2度アッパーブロー。左右の進入角では0度。つまり、左右の軌道はインサイドアウトでもなく、アウトサイドインでもない、どストレートが、最も飛ぶ軌道なんです。右にも左にも流れない方が、当然、、直線距離は稼げますからね。
深い捻れのアッパブローで
前回の重複になりますが、理想の数字や打点を極めるための改善ポイントは、テークバックで右にスウェーせず、右膝の位置を固定して、首の付け根の軸を動かさないことです。軸が固定されることにより、捻れの力を最大限に引き出し、アッパーブローで捉えることができます。そして、2度アッパーブローで、スイートスポットの中央線よりも上に当てることを目指しましょう。
右足を一歩後ろに引いたドリルが有効
右へのスウェーを封じて、軸を固定し、理想のアッパブローにするため、前回はバランスディスクの上にカカトを置いたレッスンを施しました。器具を使わない練習として、同じように効果があるのが、右足を一歩後ろに引いたフルショット。こうすると、テークバックで右にスウェーできないので、自ずと軸の位置がキープされるのです。
岩瀬隆広さん(SUBARU所属) プロフィール
「前回のサイエンスフィットの分析で、自分ではアッパブローで打っていたつもりが、ダウンブロー気味だったことには大ショック!でも、まだまだ飛ばせる余地があることを知り、にわかにモチベーションが高まっています。誰よりも遠くへ飛ばすためなら、何でも知りたい。今のポテンシャルを最大限の飛距離へと結びつけるために、今足りないところを全部教えて下さい!」
- サイエンスフィット
- 数回ショットするだけで、スイングが診断できる最新鋭システム・・・それがサイエンスフィットだ。これまでの機器と違うのは、特にリアルタイム計測が困難だったインパクト時のフェースの入射角やフェースアングル、ボールの回転数などなど、スイングに関する貴重なデータが一瞬で分かること。悪い癖はもちろんのこと、「リストターン系」や「ボディターン系」といったスイングタイプも判別可能。自分本来のスイングを知り、個々に相応しい技術を身につける上で、トッププロからも熱い視線を集めるマシンとなっている。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー
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