黒キャディバッグどう選ぶ?
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2013/03/27
ダウンスイングの軌道が乱れる原因は、すべてその前にあります。前に問題がなければ、ダウンスイングでは何も意識しなくても、軌道が安定してきます。スライスに悩む方のほとんどは、ハーフバックに問題がありますが、佐藤さんの場合はトップの形に問題がありますね。トップで左肘が斜め後方を指していて、左手首が甲側に折れる癖があるんです。左手首が甲側に折れることで、フェースが開くので、真っ直ぐに運ぼうとすると、ダウンスイングで体を突っ込むような動きが出るようになります。
もっとも目に付いた悪い点はトップですが、それ以前のハーフバックやアドレスも、今一度遡って検証していきましょう。ハーフバックは、アドレス時のシャフトライン上に上がっていて、フェースは開くことなくシャットにキープされており、やはり大半のスライサーが抱える問題には当てはまりません。ほとんどのスライサーは、ハーフバックの時点でシャフトラインを大きく外れて、フェースが大きく開いてしまっていますが、ここには目立った問題ありませんね。
ハーフバックはOK。では、もう一つ遡って、アドレスを見てみましょう。気になる点は、前傾が深く、ハンドダウン気味になっていることです。懐の狭いハンドダウン気味のアドレスでは、テークバックでアップライトがきつくなりやすく、その結果、トップで右脇が開いてクロスしやすくなります。グリップのポジションは、肩の下につま先、顎の下にグリップがあるのが理想的です。(左写真は原江里菜プロ)
ハンドダウンを直すのに、単純に前傾を起こそうとすると、過剰になってしまいます。ですから、イメージとしては今よりもクラブのヒールを少し浮かせる感じにして、ライ角なりにセットアップしましょう。そうすれば、自然な形にハンドアップでき、懐が広がり、体とボールの距離が近づきます。ハンドダウンに構えていても、インパクトではグリップの位置が高くなっている状態なので、アドレス時のグリップのポジションを、今のインパクト時に近づければスイングが安定してきますし、トップの形も改善しやすくなります。
いよいよ、本題となるトップの改善です。トップで右脇が開き、左手首が甲側に折れやすい状態ですが、意識するところは右手の形です。右手首は、手のひらが真上を向くように折れる形を作ることを意識してください。こうすると、自然に右脇が締まり、左手が甲側に折れずキープできるからです。前腕にボールを挟んで、トップの形を作ってみると、理想のトップを体感できます。
意識すべきは、右手首の形。右手のひらが上を向いた状態を、カップを作ると言います。トップでお盆を水平に持つようなスタイルになります。正しいトップを固めるドリルとして、左手を右上腕に添える形で、右手1本でスイングする練習も効果的です。トップでの右手首の角度を意識して、右手1本でスイングしてください。そして、低いティアップで真っ直ぐに打てるように練習しましょう。正しいトップの形は、少し体勢的にきついと思いますが、佐藤さんはトップの形さえ改善すれば、すぐにインサイドから振れるようになってくるはずですよ。
「平均して80台中盤くらいで回ることはできますが、いつもドライバーが途中から不安定になることで、OBが出たりして、スコアの足を引っ張ってしまいます。ドライバーは一度崩れ始めると、途中からどうしても立て直しができなくなって、スライスや引っかけがひどくなってしまうんです。ドライバーさえ改善できれば、70台も見えてくる感じなのですが…」
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