黒キャディバッグどう選ぶ?
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2014/05/21
インパクトの瞬間のフェース角を見ると、1度弱程度。フェースの開きは問題ないように見えるのですが、これは飛球線に対しての開きです。スイングの軌道は約4度のアウトサイドインなので、この軌道に対しては約5度もフェースが開いているということなんです。テークバックで開いたフェースを、リストワークで巧みに戻してインパクトできていますが、磁気センサーで計測すると、橋本さんは明らかにボディターンタイプ。つまり、フェースの開閉をできるだけ抑えて、体の回転で振ることに徹した方が、うまく振れるタイプなのです。
リストターンタイプのプロ(写真右、矢野東プロ)のフォローを見てみると、腰が完全に開く前に、グリップが体を追い越して、完全にグリップエンドがこちらを向いていますよね。これが、リストワークを使った球の捕まえ方。一方、橋本さんは、フォローで腰が大きく飛球線方向に向かっていて、腰の回転を積極的に使う、ボディターンタイプのスイング。こうした人が、リストワークでフェースの開閉を使おうとすると、フェースを戻しきれずにオープンフェースのインパクトに陥ってしまいます。つまり、フェースを終始開閉させないことが、ボディターンタイプの人の注意すべきポイントなんです。
フェースを終始開閉させないということは、まず、テークバックでフェースを開かないこと。むしろシャットに保つことが最も重要です。しかし、橋本さんはテークバックで腕がローリングして、左手の甲が上を向き、フェースが開いてしまっています。腕とクラブの三角形を崩さない意識を持っているようですが、ハーフバックですでに、クラブが体の正面を外れて、インサイドに行ってしまっています。腕とクラブの形が崩れているのは明らかです。(右写真は原江里菜プロ)
グリップ付近の、シャフトの中央より少し右側にシールを貼って、まずハーフバックを改善しましょう。ハーフバックでシールが真上を向いていればOK。腕がローリングして、インサイドに上がれば、シールは背中方向に向くのでNG。どのように上げるかは意識せず、とにかくハーフバックで一度クラブを止めて、シールの向きが真上になっているかチェック。これを繰り返すことで、腕のローリングが解消してきます。ショット前のルーティンに組み込んでみるのも得策です。
次にトライして欲しいのが、壁を背にしたスイングです。お尻と壁を30センチ位開けて立ち、ゆっくりとテークバックしてみましょう。トップまで壁に当たらなければOK。シールチェックをした時のハーフバックを意識すれば、意外と壁には当たらないものです。このとき、どんな感じですか?腕がローリングしてインサイドに上げていた人は、テークバックでずいぶん外に振り上げる感じになると思います。しかし、実際はこれで正しくシャフトプレーンに上がっているんです。
スイングの誤解として陥りがちなのは、シャフトプレーンにクラブを沿って上げようしてしまうこと。頭の中のイメージに従って、シャフトプレーンに沿わせようとすると、腕がローリングし、クラブが体の正面を外れてインサイドに上がり、このようにどんどんフラットになっていきます。ですが、壁を背にしたドリルで体感したように、腕の感覚としては自分のイメージするプレーンよりも、かなり外に上げていた感覚でしたよね。胸は軸に沿って回転しますが、腕は感覚的にはこれに従わず、胸の正面で上下するだけ。同時に行うと、クラブは外側に上がっていく感じになります。これが、クラブを体の正面に保つ感覚なんです。
「7番アイアンで160ヤードくらい飛ばせるのに、ドライバーは全然飛んでいないという不満を抱えています。大きく曲げるミスはなく、方向は安定しているけど、全然飛ばないんです。スイングで気をつけているところは、腕とクラブの三角形を保ってテークバックすることですが、アイアンは良いのにドライバーだけ飛ばない原因が分かりません・・・」
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