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2012 HOT LIST アイアンの総括
今回のメダリストたちの顔ぶれを見てみると、フォージド、かっこいい、やさしさもあるアイアンが多くのテストプレーヤーの所有感を満たす形となった。素材や、バックフェースのデザイン、構えたときの顔に目が行きがちだが、アイアンはソールの形状とバウンスが重要だと、特別テスターたちは口を揃えて言う。
海外ブランドのアイアンはバウンス角が４度から６度と、地面に突き刺さりづらくダウンブローに打つプレーヤーに最適なのだが、日本ブランドは０度から２度と極端に少ない。構えたときの座りの良さや、練習場でのマットの上なら滑ってくれて大丈夫なのだが、実践向きなのかというと疑問に残る。選ぶ時にはウェッジと同様にソールやバウンスをチェックし、「振り抜けがいい＝ザックリしやすい」ということを認識してもらいたい。
もう一つに気になることは、お助け機能のあるイノベーティブなアイアンが減ってきたこと。初心者やシニア層などを助け、ゴルフ業界発展のためには必要不可欠なのである。今回このジャンルに該当するマグレガーのドームアイアン、プロギア eggフォージドアイアン、マルマンシャトル i3000ARアイアンのテストを行い、機能面においては誰もが納得する十分な効果がでていたのだが、満足度という面においてはテストプレーヤーの支持を得ることができなかった。今後はプレーヤーの所有感を満たしてくれるイノベーティブなアイアンが出てくることを期待したい。（編集部／宮田 卓磨）
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