クラブを計測してみると？

フレックスRの総重量は295gと軽く、振り抜きやすさを追求したドライバーだ

フェース角はノーマルポジションだと+0.5度。10.5度表示でリアルロフトは12.5～13度と多めだ。ライ角度は57.75～58。25度。捕まるポジション「L」にするとフェース角は+3度まで増え、リアルロフトも14.5度まで増える。対して、つかまらないポジション「R」だと、フェース角は－2度で、リアルロフトは10.75度まで減ってくる。

捕まりに影響が出る重心アングルは24.5度とやや大きめ。ヘッドの操作性は高くないが、インパクトゾーンではヘッドは返しやすいタイプだ。実際、アウトサイド・イン軌道で振っても強いスライスが出なかった。ヘッドの挙動を考えると、フッカーよりもスライサーの方が相性が良さそうである。

シャフトについては、純正の「フジクラ Motore LITE 50」は中間部分がしなるタイプ。しなり戻るスピードはそれほど速くない。トルクはやや多めの設定で、ゆったり振った方がタイミング良く振り切れる。Rの振動数が222cpmに対して、Sの振動数は250cpm。硬さの差が大きい。

長さは実測値で45.5インチ（ヒールエンド法計測）。クラブ重量は純正Rが295.2gで、純正Sが299.2g。45インチ換算にするとRが299g前後、Sだと303g前後の感じだ。

クラブ測定データ