クラブを計測してみると？

フジクラと共同開発したオリジナルシャフト

ヘッドは体積430CC。かなり面長フェースで、ヘッドの奥行きが深い三角形形状。9.5度表示でリアルロフトが10.25度で、フェース角は＋0.5度。ラウンドが少ないこともあって、構えるとフェースがやや左を向く。ライ角度は55.5度と今どきのドライバーの中ではかなりフラット。捕まりに影響が出る重心アングルも20.5度と小さめ。

面長フェースなこともあってヘッドの前側重量が重いんだろう。スライサーよりもフッカー向けのスペックだ。実際打ってみても、重心も浅さを感じ、その影響もあって見た目通りフェースが返りづらくなっている。

シャフトについては、純正シャフトは中間から先端のしなりを感じやすいタイプ。トルクも適度で、ダウンからインパクトにかけてのしなり戻りは、早過ぎず、遅過ぎず。しなり戻りのタイミングがつかみやすい。インパクトゾーンでヘッドはややアッパーに動くので、リアルロフトよりはボールを高く打ち出しやすい。長さは実測値で45.25インチ。クラブ重量は309.1g、バランスはD1.5。45インチ換算すると311g前後。25～50歳ぐらいで、体力が平均的、もしくはやや平均を上回る男性と相性がいいスペックだ。

クラブ測定データ