ヤマハ
“操作性”と“飛び”を両立
発売日:2010/11/27 オープンプライス
Dシリーズがアベレージ向けなのに対して、Vシリーズの対象ユーザーはアスリートゴルファー。前作同様、2011年モデルもヘッドが425ccとやや小振りなツアーモデルと、ヘッド体積が440ccのパワーレングスの2種類がラインアップされており、今回試打するのはパワーレングス。
ヘッド体積は440ccと前作よりも20cc小さいが、全体的な形状は従来モデルを踏襲。洋梨形状でハイバック形状。コンパクトに引き締まっているので420ccぐらいに感じる。ヘッドをポンと置くとフェースはほぼスクエア。フェースの厚みは約55ミリ。前作に比べると1ミリほど分厚く、セミディープフェースだ。リアルロフトは前作よりもやや増えた感じだ。
そしてモデルチェンジを強烈にアピールしているのがシャフト。長尺効果で飛びを意識したのだろう。ヘッドは少し小さくなったにも関わらず、クラブの長さは0.75インチ伸びて46インチ。アスリート向けモデルなのに、アベレージ向けのDシリーズよりも0.25インチ長くなっているのだ。
やや小ぶりなヘッドに長尺シャフトの組み合わせ。従来の常識を打ち破るようなセッティングにしたのには何か理由があるはず。どんなゴルファーにマッチするのか、じっくりテストしてみたい。