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ダンロップ Miyazaki KENA Blue

打ってみると?

試打で使うヘッドはスリクソンのZ725。体積は425CC。シャフトが脱着出来るタイプなので、同じヘッドでシャフトを打ち比べられる。まずは中調子のブルーから試打。ワッグルすると中間部分がクイッと小さくしなる。実際に打ってみてもトップからダウンの切り返しで中間部分がしなり、一瞬間をおいてからややスローにしなり戻る。インパクトゾーンではヘッドがアッパーに少しだけ動く。典型的な中調子だ。kusalaに比べるとしなり戻りがややスピーディになっているが、基本的には「シャフトが出しゃばらない」タイプだ。粘り感があるので、ヘッドの挙動をコントロールしやすく、球筋も打ち分けやすく仕上がっている。

続いて、中手元調子のインディゴを試打。こちらブルーに比べると、先端側が明らかに硬い。ブルーに比べると吹き上がりづらく、そして捕まり過ぎない。中間部分のしなりを求めつつも、ヘッドが走りすぎない。捕まりを少し抑えたい人や、ブルーよりも弾道を少し抑えたいゴルファーと相性が良さそうだ。

手元調子のブラックは前の2本としなり感が異なり、切り返しで手元側がクイッと小さくしなる。ダウンからインパクトにかけては、Kenaシリーズの中では一番スピーディーにしなり戻る。シャフトの中間部分が硬いので、他のモデルに比べると弾き感があり、力強くボールを捕らえることができる。また、ヘッドがアッパーに動きにくく、3本の中では打ち出し角が低め、そして低スピン弾道が打ちやすい。風に強い球を打ちたい人、キャリーだけでなくランでも飛距離を稼ぎやすいシャフトだ。

Kusalaシリーズに比べると、Kenaシリーズは叩けるテイストを残しつつも少しシャフトの走り感がアップしている。ゆったり振るよりも、しっかり叩いた時に性能を引き出せるシャフトである。

適正ヘッドスピードは
ブルーS44~48m/s
インディゴS44~48m/s
ブラックS45~49m/s

クラブを計測してみると?
ダンロップ
全体がしなる素直なシャフト挙動
発売日:2012/09

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