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キャロウェイゴルフ レガシーブラック 460 ドライバー(2013年)

打ってみると?(弾道は)

試打クラブは460と440。シャフトは純正のS(グラファイトデザイン製 スピードメトリクスZX)。ワッグルすると中間部分がかなり大きめにしなる。硬さの目安となる振動数は242~243cpm。トルクは5.5。中・上級者向けのドライバーにしては軟らかめの設定で、トルクもやや大きめだ。長さはどちらも実測44.75インチ(※ヒールエンド法計測)。460はクラブ重量が311.5gでバランスがD1。10.5度表示でリアルロフトが10度。フェースアングルは+0.5度。440はクラブ重量が311.1gでバランスがD1。9.5度表示でリアルロフトが10度。フェースアングルは-1度。460はややフックフェースで、440はややオープンフェースになっている。(いずれもノーマルポジション)

まずは捕まり重視の460から打ってみると・・・「スパン」と乾いた金属音。球離れは遅過ぎず、早過ぎず。ストレートを打つつもりでスイングしたら軽いドロー弾道。初代に比べると重心が浅くなった分だけやや捕まらないが、460CCドライバーの中では捕まりが良い部類だ。 ヘッドスピードを46m/sで弾道計測してみると、吹き上がりを抑えた強い弾道が打てた。フェースセンター付近で捕らえるとスピン量は2600~2800回転。フェースのやや上で打つと2200~2400回転となって、キャリーとランで距離を稼げた。初代同様、この2代目も低スピン弾道が打ちやすいドライバーである。純正シャフトは数値通りアンダースペック。重量は適度にあるがSにはしては軟らかい。こちらも初代同様、シャフトでやさしさを演出しようとする意図が強く窺える。

440に持ち替えても、スピンが少ない弾道がオートマチックに打てる。違いは捕まり具合で、こちらの方が捕まり過ぎない。真っ直ぐ打てばストレートから軽いフェード弾道。こちらの方がヘッドはやや返りづらく、左へのミスが出づらく仕上がっている。

メーカーの意図通り、レガシーブラックは重心を少し浅くすることで低重心化され、低スピン弾道が打ちやすい。大型ヘッドでもボールの捕まりを求める人、ドローを打ちたい人には460。左へのミスを嫌う人、ヘッドの操作性の高さを求める人は440を手にすればイメージ通りの弾道が打てるだろう。そして、どちらのモデルも低スピン弾道で飛距離を稼げるドライバーである。

クラブを計測してみると?

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