シャフトを計測してみると？

“はじき”を追求しているだけ合って、センターフレックス値は4.40と高め。ダブルキックではないが、手元にしなりのポイントがあるためタイミングは取りやすい

661（60g台）Sの振動数は260cpm。アフターマーケット用のSとしては平均的な数値である。トルクは3.7とやや少なめで、シャフトの挙動は適度にシャープである。

メーカー表記は先中調子になっているが、手元側にもしなりのポイントがある。ダブルキックではないが、シャフトの中間剛性が高めで、強い弾き感を味わうことができるシャフトだ。先端側はしなり感が大きめで、これによりインパクトゾーンでヘッドがアッパーに動き、かつヘッドが返りやすくなっている。

中間剛性の目安となるセンターフレックス値は4.40kg。先中調子のシャフトとしては、中間剛性が高めに設定されており、これが弾き感につながっているシャフトである。

【シャフト計測データ】
（ヘッド テーラーメイド 初代グローレ ヘッド重量約198g）
長さ46.5inch／重さ311g／バランスD3／振動数260cpm／センターフレックス値4.40kg