グローブライド
発売日:2014/09/10 参考価格: 86,400円
グローブライドのメインブランド「オノフ」。対象ユーザーに合せて2つの異なるドライバーがラインアップされているが、今回試打するのはアスリート向けのKURO(通称黒オノフ)。
ヘッドはオーソドックスな丸型形状。体積は440CC。セミハイバックで“塊り感”が強く、フェース面はラウンドが大きい。直進性が高い弾道を打つことよりも、球筋を左右に打ち分けたくなる顔付きをしている。フェースの厚みは約57ミリ。前作よりも2ミリほどフェースが分厚く、ハードヒッターが好む形状だ。フェースの向きはスクエア感が強い。
ヘッドは今どきのドライバーの中ではかなりシンプル。シャフトは固定式だし、ソールには調整用のネジも装着されていない。クラウン、フェース、そしてソールともブラック仕上げ。ソールには赤色でオノフのロゴが控えめに刻まれ、バックフェース側にはオノフのロゴマークがブラックのつや消しで入る。ソールのトウとヒール側にはエクボのような凹みが入り、これによりシンプルながらも立体感を上手く演出している。
シャフトはアスリートゴルファーを意識しているモデルだけあって、純正シャフトでもしっかり感がある。フレックスS時のメーカー発表値は、重量が60g台で、長さは45インチ。
赤オノフは“スライサーに扱いやすい”がコンセプト。対して、黒オノフは“叩いても左に行きづらい”がコンセプト。今回のモデルチェンジでも、“捕まり過ぎを気にせず叩ける”ことが踏襲されているらしい。シンプルなデザインながらも、完成度の高さを感じさせる黒オノフ。どんな弾道が出やすいのかじっくりテストしてみたいと思う。