構えてみると？

ソールするとフェースが開き、フッカーは安心してアドレスできる

飛距離性能にこだわるブランドとして登場した『XHOT』シリーズ。その3代目モデルとなるのが今回試打する『XR ドライバー』である。3代目となって名前からホットの文字が抜けてレーシングの『R』が刻まれている。前作同様、ヘッド体積はルール最大級460CC。ヘッドはオーソドックスな丸形形状。形状は大きく変わっていないが、モデルチェンジによってヘッドのカラーリングはブラックからつや消しの濃いブルーに変わっている。加えて、メーカー側がアピールしているのが空力特性。クラウン前方にステップ（段差）が付けられているが、これにより、ダウンスイングからインパクトにかけて空気抵抗を減らし、ヘッドスピードが上げられるとアピール。キャロウェイではこれを“スピードステップ”と呼んでいる。

加えて、今回はキャロウェイ史上最速フェースを採用しているそうだ。ルール適合であるが、フェース重量を軽量化し、高反発エリアを拡大しているそうだ。 ヘッドとシャフトは脱着式で、2重になっているホーゼルのリングを回転させることで、オープン、スクエア、クローズと3種類のフェース角を選択できるだけでなく、－1度～＋2度までロフト角も調整できるようにもなっている。『XR』シリーズはフェースの反発の高さを全面的に打ち出し、そして低重心で低スピン弾道を打てるのが特徴。今回はこの2つの要素に加えて、空気抵抗軽減も加わった。モデルチェンジにどれぐらい飛距離性能がアップしたのか？ じっくりテストしてみたいと思う。