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USTマミヤ ATTAS PUNCH

シャフトの挙動

シャフト試打で使うヘッドはテーラーメイド M2 ドライバー。ロフト角は表示9.5度で、リアルロフト角は10度前後。

ワッグルすると手元側がクイッとしなる。ATTAS 3(参上)と同じく、しなるポイントは手元側にあるのが手に伝わる。対して、先端側のしなりは少なめだ。

実際に打ってみても、切り返しで手元側がグイッと大きめにしなる。そして、ヘッドが遅れた状態でダウンスイングが始まる。シャフトに負荷を強くかけなくても、タメが作りやすいシャフトだ。切り返しで負荷を強くかけるタイプの人よりも、ゆったり切り返す人の方が、タイミングを取りやすいだろう。

ダウンスイング途中からインパクトゾーンにかけては、シャフト全体がしなり戻る。典型的な手元調子だが、中間部分は極端には硬くない。ATTAS 3(参上)に比べると、シャフト全体の動きがやや大きく感じる。

インパクトゾーンではシャフトの先端が動き過ぎない。ヘッドが返り過ぎない分だけ左のミスが出づらく、かつやや抑えた弾道を打ちやすい。加えて、インパクトゾーンでのヘッドの挙動、入射角が安定するので多少軌道がブレても打点位置が狂いづらい。

弾道計測してみると、弾道の高さは中ぐらいで、低スピン。捕まりを抑えた感じに仕上がっているので、高弾道のドローよりも中弾道のフェードを打ちたくなるシャフトだ。左へのミスが出づらいので、インからあおってもヘッドが急激に返らない。引っかけ、チーピンが出づらいシャフトでもある。

メーカーの意図通り、ATTASパンチはATTAS 3(参上)と同じタイプのシャフトだ。違いを挙げるとするならば、ATTASパンチの方がスイング中にしなりを感じやすくなっている分だけ、やさしさが増している。低スピン弾道で飛距離を稼ぎたいゴルファー、左へのミスを減らせるシャフトを求めるゴルファーと、非常に相性が良いシャフトである。

【適正ヘッドスピード】
ATTASパンチ 6(S):44~48m/s

シャフトを計測してみると?
UST マミヤ
飛びの芯常識
発売日:2016/10/21

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