ヨネックス EZONE XPG タイプHD ドライバー
打ってみると?(弾道は)
試打クラブはロフト角9度でシャフトはメーカー純正の「EX310J」のSフレックス。スペックを計測してみると、9度表示でリアルロフト角が11.25度、フェース角は+0.75度(ノーマルポジション)。クラブ重量は319.9gでバランスはD1.5。シャフトの硬さの目安となる振動数は265cpm。
XPG ドライバーはフェース向きがオープンだったが、XPG タイプHD ドライバーはフックフェース。構えた時からつかまりの良さをアピールしている。シャフトはワッグルすると中間部分がクイッと控えめにしなるが、純正のSフレックスにしてはかなり硬めである。
まずはヘッドスピードを43m/s前後で打ってみた。やや高めのインパクト音とともに、ボールは高く打ち出された。インパクト音は金属的で甲高く、ストレートに打つつもりでスイングしたらドロー弾道。見た目通りにつかまりが良く、インパクトゾーンでフェースが閉じる方向に動きやすい。
スライサーが強いドローを打てるというほどではないが、メーカーの意図通りにXPG タイプHD ドライバーの方があきらかにつかまりは良い。リアルロフトも多いので、高弾道のドローボールが打ちやすいようにチューニングされている。
クラブ重量は320gとかなり重めだが、カウンターバランス効果のおかげなのだろう。振りづらさは感じられない。気持ち良くフィニッシュまで振り切れる。グリップエンド側(手元側)に重さがあるので、ダウンスイングで手の軌道が安定し、芯で捕らえやすい。
ヘッドスピードを46m/sぐらいに上げて弾道計測してみると、打ち出し角は14~15度で、スピン量は2400~2800回転。高く打ち出されて比較的スピンが少なめの弾道が打てる。スイートエリアも広いので、飛距離だけでなく直進安定性にも優れている。
シャフトは切り返しで中間部分がしなり、インパクトゾーンではしなった分だけしなり戻る。純正シャフトだがかなり硬めなので、Sを使いこなすのにはそれなりのパワーが求められる。
基本的な性能は兄弟モデルのXPG ドライバーと同じで、違うのはつかまりの良さ。XPGだとつかまらない、もう少しつかまった弾道を打ちたいというゴルファーには、XPG タイプHD ドライバーの方がドロー弾道で飛距離アップが期待できるだろう。
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