構えてみると？

クラウンの形状は後方にかけて盛り上がり、視覚効果でアドレス時に右肩が下がりづらく、両肩をレベルに保ちやすくなっている

長尺ドライバーの先駆者的メーカーであるフォーティーン。同社の最新ドライバーが長尺仕様のDT-112 ドライバー。ネーミングはDTとなっているが、ツアープロが長年使っているCT-112 ドライバーをオマージュして製品化したとメーカー側は謳っている。

ヘッド体積はルール最大級の460cc。ハイバック形状で塊感が強いからだろう。構えると体積よりもやや小ぶりに感じ、シャープな顔つきに仕上がっている。

濃いブルーのヘッドはつや消し仕上げ。角度によってはブラックにも見え、精悍な印象を与える。クラウンの形状はユニークで、後方にかけて盛り上がっており、視覚効果でアドレス時に右肩が下がりづらく、両肩をレベルに保ちやすくなっているそうだ。

フェースの厚みは約53ミリ。ヘッドの後ろ側が高いが、セミシャローフェースだからか、それほどハードな印象は受けない。また、これまでのモデル同様、インセットホーゼルを採用していることもあって、構えた時に重心距離が短いことをゴルファーにさりげなくアピールしている。メーカー側の資料によると、重心距離は37ミリ（ロフト角9度）で、460ccドライバーの中では短い部類である。

ヘッドはややコンパクト感があるが、長さは47インチとかなりの長尺仕様。飛びに特化して作られたドライバーの実際の性能はどんなものか、じっくりテストしてみたいと思う。