構えてみると？

投影面積を大きくすることで重心を深く、かつ慣性モーメントを大きくしたい意図がうかがえる

本間ゴルフのアスリート向けブランドであるツアーワールドシリーズ。今回試打するのは「TW747 460 ドライバー」だ。前作のヘッドは4種類だったが、今回は2種類になった。モデル名の通り、体積は460ccとなっている。

ヘッド形状は丸形で、奥行き方向に広がっている。アスリート向けであるが、投影面積を大きくすることで重心を深く、かつ慣性モーメントを大きくしたい意図がうかがえる。

モデルチェンジで変わったのがクラウンの素材。チタンよりも比重が軽い肉薄カーボンを採用することで低重心化が図られている。

フェースの厚みは約56ミリとそれほど分厚くない。ヘッド後方はシャローバックなので、形状的にも重心が低くなるデザインだ。フェースの向きは明らかにオープン。アドレスするとつかまりを抑えた感じに見える。

ソールに目を転じると、フェース側とバックフェース側に重量調整ネジが埋め込まれ、それぞれ重量が異なる（2.5グラムと9グラム）。ネジの位置を変えることで、重心の深さを調整できる仕組みだ。

今回のモデルチェンジの目玉となるのが弾道調整機能だ。シャフトを回転させることなく、ロフト、ライ角、フェース向きを調整できるようになっている。シャフトを回転させないので、シャフトの挙動が変わらないようになっている。

ロフト調整機能が新たに備わった「TW747 460 ドライバー」。飛距離性能はどうなのか？どんな弾道が出やすいのか？じっくりテストしてみたい。