“スパイダーマン”の復活を支えたクラブ
セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)で行われたウィンダム選手権は、グリーン上で這うようにラインを読む独特のスタイルから“スパイダーマン”と呼ばれたカミロ・ビジェガスが2010年「ザ・ホンダクラシック」以来4年ぶりのツアー通算4勝目を飾った。
鍛え抜かれた肉体と端正な顔立ちで女性ファンも多く。2007年には日本ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」で見事に優勝を飾り、日本のゴルフファンの中にも“スパイダーマンスタイル”でラインを試みる人が続出する人気だった。しかし2012、2013年の彼は不調のどん底、シード落ちの危機が訪れる。2014年も決して好調だったとはいえない。この試合までトップ10どころかトップ25に2回入っただけと不調に喘いでいた。しかし最終日に首位と4打差を逆転して4年ぶりの復活優勝を成し遂げた。
では彼のクラブセッティングをチェックしてみよう。アイアンは、テーラーメイド「TOUR PREFERRED CBアイアン」とこのシリーズでも一番やさしいモデルをチョイス。その流れか?!ドライバーはやさしいと評判の「JET SPEED ドライバー」を使っている。ツアーで人気の「SLDR ドライバー」の影に隠れて地味な印象だが、「SLDR ドライバー」譲りの低スピン弾道が、アベレージクラスでも安心して打てると評価が高いモデル。極端な浅重心にしていない分、安定性が高いのがやさしさの秘密だ。
ビジェガスは「13HL」という13度のロフト角をセレクトしている。13HLはUS仕様しかない設定。ビジェガスのようなドライバーもアイアン感覚で打ちたいタイプは、ドライバーショットもハンドファースト気味にインパクトすることで、シャフトのしなりを上手く使って飛ばしている。そんな彼のようなスイングタイプは、インパクトロフトを稼ぐために、大きめのロフト角13度の“LOFT-UP”が必要なのだ。アマチュアにも参考となるセッティングだろう。
「JET SPEED ドライバー」は、2014年モデルだが、中古市場では地味な印象が拭えずUS仕様がすでに2万円を切っている。バックフェースも地味で、アピールする機能も少ないが、基本性能は高く長く使えるモデル。最近ベストスコアが更新できないというゴルファー諸君、“スパイダーマン”のようにドライバーをチェンジして復活してみてはいかがだろうか!?
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー