SIM2 MAX ドライバーを万振りマンが試打「可もなく不可もない打感」
テーラーメイド「SIM2 MAX ドライバー」の評価は!?
アルミニウムパーツの採用や溶接を一切使わないヘッド製法などで、今季新商品の話題を独占しつつあるテーラーメイド「SIM2」シリーズ。中でも「SIM2 MAX ドライバー」は、飛距離性能と寛容性を併せ持つモデルとして、多くのアマチュアゴルファーが期待を寄せる。そんな革新的モデルを、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンは、どのような評価をくだすのか!?
「4000rpm近くのバックスピン量」
―率直な印象は?
「ボールのつかまりが良いモデルではあるのですが、それよりもバックスピン量の多さが気になりました(平均3984rpm)。そもそもつかまりの良いドライバーは、高さを出しやすいモデルが多いのですが、『SIM2 MAX』の場合は高さが出すぎて吹け上がってしまい、飛距離ロスしてしまうケースが多かったです…」
―打ち方を変えれば高さは抑えられる?
「はい。ヘッド操作に少し工夫は必要だと思いますが、ライナー系のスティンガーショットが打てれば、問題なく自分のいつもの飛距離で飛ばせると思います。HS50m/s台の人でも、コンスタントに低弾道を打つことができれば、コースで十分扱えるモデルと言えます」
―前作「SIM MAX ドライバー」よりスピンは多い?
「そうですね。『SIM MAX』よりも、つかまりが良くなった分、高さがマイナスに働いてしまっているのかもしれません。もう少しフェースの弾き飛ぶ強さがあり、打ち出し角が低めに出てくれれば、『SIM2 MAX』の評価はおのずと上がると思います」
―打感がやわらかすぎる?
「いえいえ。打感は硬くもなく、やわらかくもなく、正直に言えば普通です。言い換えれば、可もなく不可もない平均的なフィーリング。振り心地が特別に良くなったとか、弾き感が格段に上がったという実感はないので、新しいテクノロジーに大きな期待を抱いている人には、あまりおすすめはできないように感じました」
―兄弟モデル「SIM2」「SIM2 MAX-D」と比べてどう?
「ちょうど真ん中に位置したモデル。飛距離性能は『SIM2』に劣りますが、『SIM2 MAX-D』より上。つかまり感は『SIM2』より強めですが、『SIM2 MAX-D』より抑えめ。総合的にみて『SIM2』シリーズの中で、適度な性能を有しているのが、『SIM2 MAX』と言えます」
―どのような人向き?
「オールラウンドに、誰にでも合う印象です。今回の試打では、ロフト角10.5度で高く上がりすぎてしまいましたが、9度のモデルで抑えた打ち方ができれば、HS50m/s台の私でも問題なく扱えます。つかまりも良いので、ドローボールが打ちたい人にも合う。平均的な打感や適度な性能だからこそ、多くのユーザーに支持される要素を感じました」
平均的な打感と適度な性能【総合評価4.0点】
【飛距離】4.0
【打 感】3.5
【寛容性】4.0
【操作性】4.0
【構えやすさ】4.5
・ロフト角:10.5度
・シャフト:TENSEI BLUE TM50(硬さS)
・使用ボール:リトル・グリーンヴァレー船橋専用レンジボール
取材協力/トラックマンジャパン株式会社、リトル・グリーンヴァレー船橋
万振りマン プロフィール
登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年よりYouTubeにて「-Mr.FULLSWING MEN-万振りマン」チャンネルを開設し、数多くの試打動画をアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。日本プロドラコン協会(JPDA)B級プロライセンスを取得。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー