繊細な感覚でこだわる 松山英樹のクラブ変遷をマーク金井が解説
FWを作るのがうまいテーラーメイド
フェアウェイウッド(FW)はテーラーメイドの「ロケットボールズ ステージ2 フェアウェイウッド」を長く使っていました。これは白いクラウン部分が目立っていました。現在も「M4 フェアウェイウッド」を使っており、テーラーメイドのFWを好んでいます。同社は昔からFWを作るのがうまいメーカーです。初代の「ロケットボールズ フェアウェイウッド」もそうですが、全般的に「飛ぶFW」です。フェースの反発性能しかり、スピン量しかり、ドライバーとは違いますが、非常にキャリーを稼げるクラブです。
「飛ぶFW」を作るのは簡単で、重心を浅く作ればいいわけです。ただし、アマチュアが使うとなると、球が上がらないので難しいクラブになってしまいます。プロにとっては、球が上がるクラブである必要はなく、自身のスイングで上げられるので、飛距離を重視して使っているのでしょう。
慣れたら手放せなくなるスリクソンのアイアン
一方でアイアンは現在の「スリクソン Z-フォージド アイアン」を含め、長くスリクソンのアイアンを使用しています。出始めの頃から、スリクソンはプロや上級者のアマに人気のあるブランドです。アイアンの打感は好みが分かれるところですが、球をとらえた時の手応え、手に伝わる感触がスリクソンのクラブで慣れているゴルファーにとっては、そこから外れられないのでしょう。
スリクソンのアイアンは山型ソールが特徴的なのですが、山型ということでソール幅が実際は半分になり、抜けが良い形状です。ただその割にバウンスがしっかりついているので、バウンスの効き方、ソール幅との相性など、一度スリクソンのクラブに慣れると、ほかが打ちづらいかもしれません。
ヘッドに悩んでもシャフトは統一
松山選手のセッティングでアマチュアの人にマネしてほしいところは、ドライバーのヘッドはいろいろ試行錯誤していますが、シャフトはグラファイトデザイン「ツアーAD DI」をずっと変えていません。ヘッドを変えている時は、シャフトを変えず、シャフトを変える時はヘッドを変えない。両方同時に変えてしまうと大きく狂ってしまうことがあるので、どちらかは変えずに、新しいものを試した方が良いでしょう。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー