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2021年秋の新作ドライバーは「ラクに飛ばせる」 マトリックス図を大公開

2021/12/17 11:00
2021年秋の新作ドライバー6社9本のヘッド性能を調査

2021年秋の新作ドライバーが出そろった。今回は12代目となった住友ゴム工業「ゼクシオ」シリーズや、ブリヂストンとヤマハの新展開モデルなど、国産メーカーを中心とした6社9本のヘッド性能を調査。レッスンスクール「ゴルフテック」の三田貴史コーチが作成したマトリックス図とともに傾向を解説する。(※可変ウェイトモデルはニュートラルの状態に設定)

今秋のトレンドは“やさしく飛ばす”

縦軸は「バックスピン量」で、上に行くほどスピン量が多くなり、下に行くほど少なくなる。横軸は「球のつかまり」で、左に行くほどつかまりが良く、右に行くほど抑えられた性能となる。比較の参考として、昨秋発売のピン「G425 MAX ドライバー」、今春発売のテーラーメイド「SIM2 MAX ドライバー」を配置した。

全モデルが左上の「バックスピン量が多く、球のつかまりがよい」位置に配置された

図を見ると、全モデルが左上の「バックスピン量が多く、球のつかまりがよい」位置に配置された。三田コーチは、「国産メーカーは総じてバックスピン量が入りやすかった。曲がりにくく、球も上がりやすいので、“やさしいクラブ”が多い印象」と解説。今春モデルは低スピン化が顕著な海外メーカーが多く、ヘッドスピードが速いゴルファーが飛距離を稼ぎやすい傾向にあった。一方で、国産メーカー中心の今秋モデルはつかまりが良く、適度なスピン量で球が上がりやすい性能が多くを占めた。ヘッドスピードが45m/s以下の平均的なゴルファーが打っても、スピン量不足でドロップすることなく、飛距離を出しやすい仕上がりとなっているそうだ。

また、つかまりが良いことでスライスのミスは軽減され、逆にフックの場合は球が上がりやすいことで過度なランによる事故を防いでくれる。今秋モデルの性能について三田コーチは「ラクに、安全にゴルフができます」と評価した。

ヘッド+シャフト性能の見極めも大切≫
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