新作ドライバー10本の特徴が一目瞭然 マトリックス図(2019年版)を大公開
最適なクラブはどう見極める?
右上の「つかまり過ぎず、バックスピン量が多め」に当たる「ミズノプロ モデル-S」は、昔ながらの小ぶりヘッド(ヘッド体積435cc)が特徴。操作性を重視したいゴルファーに合っている。また左下の「つかまりやすく、バックスピン量が少なめ」のクラブは、ヘッドスピードが速く、スライスなど右へのミスが怖い人のためにつかまりやすさを重視したモデルとなっている。
三田コーチは最近の傾向について「数年前から低スピン化が進んでいて、それがベースにあります。ただ、アベレージゴルファーは低スピンだとドロップすることもあるので、逆に飛ばせなくなる要素も出てきます。そのため極端にスピン量を減らさず、最大の飛距離を図れるスピン量を持たせるものが出てきました」と指摘する。
「ドライバーの飛距離は、バックスピン量とインパクト時のヘッドスピードや打ち出し角などに最適な相関関係があります。例えばヘッドスピード40m/s程度でクラブの入射がダウンブロー気味の人なら3600rpm程度、アッパー気味な人なら2600rpm程度のスピン量で総飛距離が最大値に近づきます」
スピン量を決める最大の要素は、ゴルファーそれぞれのスイング。いくら低スピンモデルのドライバーでも、打ち方が合わなければ性能は十分発揮されない。だからといってドライバーに合わせてスイング自体を変えるとなると、不調の原因にもなりかねない。
「ある程度スイングができ上がると、出てほしくない球の傾向が分かります。それに沿えば、クラブフィッティングはしやすくなります。自分に最適なスピン量など一度傾向が見えれば、買い替えも楽になってくるでしょう」。新作ドライバーが気になっている人は自分のスピン量や出球の傾向を確認しておき、実際にどれぐらい変化が出るかを試しながら選ぶのが良いという。
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