松山英樹ドライバー遍歴 スリクソン回帰の理由
最も注目されたドライバーBEST10【2020年アクセス数ランキング】
“豊作の年”を振り返る! 頂点に立ったのは…!?
2020年のGDO『ギアカタログ』でアクセス数が多かったクラブを、ランキング形式で発表するシリーズ最終回は、ドライバー(以下1W)部門をお届け。飛距離性能だけでなく、慣性モーメントの向上に注力した安定感を増したモデルが登場し、“豊作の年”との声も聞かれた。数年後に名器と呼ばれること必至の優秀1Wを振り返る。
■第10位:ST200X ドライバー(ミズノ)
「ST200X ドライバー」は、アイアン部門やFW部門でも、度々登場したミズノの世界戦略シリーズ。1Wは他に「ST200 ドライバー」があり、「―X」はより軽量で、よりつかまりが良く、やさしく飛ばせるスペックとなっている。実は今回がシリーズ3作目。海外向け「ST180」「ST190」の人気を受け、満を持して国内向けとして初登場した。
■第9位:キング SPEEDZONE ドライバー(コブラ)
衝撃的な肉体改造と飛距離アップで、世界のゴルフファンを魅了したブライソン・デシャンボーが使用する「キング SPEEDZONE ドライバー」。ヘッドスピードを徹底的に追求したモデルとなっており、一般ユーザーの口コミでも、「振り抜きがすごく良い」「初速の効果で飛んだ」と、その"スピード感"を実感している声が多かった。
■第8位:SIM MAX-D ドライバー(テーラーメイド)
2月に発売したテーラーメイド「SIM」「SIM MAX」より、ひと足遅れの5月に登場した「SIM MAX-D ドライバー」。ドローボールが打ちやすいことで、ドローの頭文字“D”を名称に使用。フェースサイズが「SIM」より18%、「SIM MAX」より8%広がったことで、スイートエリアが拡大した。ただし、“デカい”の“D”ではないことは周知の事実。
■第7位:マーベリック サブゼロ ドライバー(キャロウェイ)
「マーベリック サブゼロ ドライバー」は、キャロウェイ「マーベリック」シリーズの中でも、左へのつかまりを抑えた、プロや上級者向けの低スピンタイプ。使用プロは、今季「スタンレーレディス」で優勝した稲見萌寧、「樋口久子 三菱電機レディス」でプロ初優勝を飾った西村優菜らで、若手のショットメーカーとの相性が良さそうだ。
■第6位:スリクソン ZX5 ドライバー(ダンロップ)
松山英樹が4年ぶりに回帰したことで話題の「スリクソン ZX5 ドライバー」は、剛・柔エリアの4層構造「リバウンドフレーム」で反発性能をアップさせた1W。「ゴルフテック」の三田貴史コーチが、「ZX5」を軸に作成した1Wマトリックス図は必見。「今シーズンで一番ニュートラルな性能。球が曲がらず、初速が出やすい」と解説した。
■第5位:マーベリック MAX ドライバー(キャロウェイ)
「マーベリック MAX ドライバー」は、シャローバック形状で、投影面積が大きく、見た目から安心感の持てるモデル。高初速エリアが広く、アベレージゴルファーでもやさしく遠くへ飛ばせる。一般ユーザーの口コミでは、「吸いつくような打感が最高!」「パシッと乾いた打音も好印象」と、打感や打音を称賛する声が多かった。
■第4位:G425 MAX ドライバー(ピン)
「G425 MAX ドライバー」は、左右上下の慣性モーメントが高く、ピン史上最もブレない1W。一般ユーザーからは、「とにかく曲がらない」「安定感が抜群」と評価はうなぎ上り。「新製品レポート」では「しっかりつかまる直線番長」、「クラブ試打 三者三様」の筒康博氏は「ヘッドの存在感大」と、ヘッドの効き具合を評した感想が続いた。
■第3位:マーベリック ドライバー(キャロウェイ)
キャロウェイ「マーベリック」シリーズのスタンダードモデル「マーベリック ドライバー」。AIが新たに生み出した「フラッシュフェース SS20」は、高反発エリアが広く、やさしく飛ばせる。幅広い層のゴルファーに向けたモデルで、「MAX」「サブゼロ」と全3機種がランクインしたが、スタンダードが一番上に来る予想通りの結果となった。
■第2位:SIM ドライバー(テーラーメイド)
FW部門でも上位を独占したテーラーメイド「SIM」シリーズ「SIM ドライバー」が2位。昨年1月の発表会で、シリーズ名が「M」→「SIM」へ変わり、空気抵抗を受けにくい形状の「イナーシャ ジェネレーター」に注目が集まった。各メディアは当初、「ソール後方の凸」「後部の突起」「後ろ側のウエイト」と、思い思いの呼び方で説明していた。
■第1位:SIM MAX ドライバー(テーラーメイド)
ドライバー部門1位は「SIM MAX ドライバー」。ダスティン・ジョンソンや松山らトッププロが使用したことで、話題になったこともあり、FW部門に続いて「SIM」シリーズがワンツーフィニッシュ。すでに来年発売予定の新モデルのうわさも聞こえるが、最新作が出る前に、もう一度“名器”となり得る性能を確認しておくのも良いだろう。
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