スライサーなら絶対に改善したい2大ポイント【後編】
プロのようなゼロインパクトを目指すために
サイエンスフィットEXでは、体の各所にモーションセンサーを付けて、克明な動作解析ができます。トッププロの動きを計測すると、テークバックで内旋した左腕が、ダウンスイングで同じ分だけ外旋しインパクトでゼロになる「ゼロインパクト」であることが分かりました。これをマスターするために必要なのは、まずアウトサイドイン軌道を克服すること。それは今回のテーマである、左腕の管理と正しいスイング軸を保つことに他なりません。
モーションセンサーで画像化した、谷中さんの動きで気になるのは、トップでのスイング軸のブレ。飛球線方向に傾き、体重配分が飛球線方向にズレて、左足にかかっています。トップで体重配分が逆転し、軸が大きくブレるリバース・ピボットという現象です。左腕の過剰な内旋を改善して、これがある程度抑えられてきたものの、リバースになる理由は他にもあります。