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ラウンド中に突然襲うチーピンの怪現象
2011/08/10
右肘が左肘より前に出ています
沖本さんのインパクトの瞬間は、インサイドアウトのダウンブロー。約3000人のアベレージゴルファーのデータでは、2%しかいないDゾーン。このゾーンはスコットランドのジュニアなどに多く、風に強い球が打てる上級者が多いんです。ただ、目に付いたのはアドレスの形。右肘が突っ張って、後方から見たときに、右肘が左肘より前に出ています。アドレスがこの状態だと、ダウンスイングで右肩が突っ込みやすく、フェースが大きく被って当たるミスが出ます。
右肘と左肘のラインを揃えて構えること
気を付けることは、右肘と左肘のラインを揃えること。グリップしたときに、左グリップよりも右グリップの方が前にあるので、右肘を突っ張ってしまうと、アドレスで右肩が前に出てしまいます。ですから、まず左のグリップを決めた後で、右手を添える形にします。右肘は右の腰骨を指すように軽く曲げると、右の前腕の内側が真上を向きますよね。その形のまま、手首だけを回して、左グリップに添えるようにするんです。そうすると、左肘と右肘の高さが揃います。
右肘が突っ張るとトップできれいにたためない
右肘が突っ張った状態でアドレスすると、アドレスでの肩のラインが飛球線よりも開いてしまうだけでなく、右肘のたたまれ方にも影響します。右肘が伸びていると、右の前腕の内側が、少し左を向いた状態になり、テークバックで右肘がうまくたためず余ってしまうんです。そうすると、写真のようにダウンスイングで右肩が突っ込みやすくなります。右肘を最初から折り曲げて、前腕が真上を向いていれば、トップでは何も意識せず、自然にたためるようになります。
ボールの位置に気を付けること
ドライバーでダウンブローに当たっているということは、ヘッドの最下点を迎える前に、インパクトしている状態です。これは、ボールの位置が悪いんですね。ボールが少し右よりになっているので、もう少し左へ。左足のカカトの内側くらいが理想です。これで、過度のダウンブローは避けられると思います。右肘とボールの位置に注意して振ってみましょうか。
潜んでいた問題が発覚!
おっと、今頃になって新たな問題が出てきましたよ。右肘とボールの位置も気を付けなければいけませんが、チーピンを引き起こす一番の原因が発覚しました。スイングした後にクラブを体の真正面に戻して見てください。ものすごいフックフェースになっていますね。時々、とんでもなく閉じて握っていたようです…。
体の正面でグリップを決めること
最初のうちは、スクエアに握っていたのに、右肘やボールの位置を指摘したことで、グリップに迷いが生じたのでしょうか。握り直しているうちに、フェースが被っていたんです。グリップは体の真正面で握り、クラブを持ち上げてみて、スクエアになっているか確かめたら、握り直してはいけませんよ。突然、チーピンが出たときには、クラブを体の真正面に戻してみてください。きっと大きく閉じた状態になっていると思います。
沖本さん プロフィール
「ラウンド中にチーピンが止まらなくなっていたんですが、おそらく体の回転が止まって、手が強く返っていたことが原因で、それを意識したら抜け出せる感じになったんです。それでも、ドライバーやフェアウェイウッドが、引っかかり気味になるので、スイングをチェックして欲しいんです」
- サイエンスフィット
- 数回ショットするだけで、スイングが診断できる最新鋭システム・・・それがサイエンスフィットだ。これまでの機器と違うのは、特にリアルタイム計測が困難だったインパクト時のフェースの入射角やフェースアングル、ボールの回転数などなど、スイングに関する貴重なデータが一瞬で分かること。悪い癖はもちろんのこと、「リストターン系」や「ボディターン系」といったスイングタイプも判別可能。自分本来のスイングを知り、個々に相応しい技術を身につける上で、トッププロからも熱い視線を集めるマシンとなっている。
レッスンカテゴリー
- 基本動作アドレス グリップ スイング ドライバー バンカー 練習ドリル
- 弾道別スライス フック トップ ダフリ 高い 低い テンプラ
- スイング改善アドレス グリップ 振り遅れ インパクト フォロー
- 状況 クラブ別ドライバー アプローチ バンカー ラフ 傾斜 アイアン
- 中上級 応用ドロー フェード 距離感 マネジメント スピンコントロール
- ボディケアスキンケア ストレッチ 花粉症 筋トレ アレルギー
- ルール マナーゴルフ規則 マナー
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